京都造形芸大の東京キャンパスで、
画家の会田誠さんや写真家の鷹野隆大さんらによる
「人はなぜヌードを描くのか、見たいのか」
というテーマの社会人向け公開講座を受講した女性が、
参考資料として見せられた作品によって「セクハラ」に遭い
精神的苦痛を受けたとして、
大学に慰謝料など300万円の損害賠償を求めて提訴したそうだ。
実名、顔出しで記者会見も開いていた。
女性は、会田誠の作風を知らなかったらしい。
……。
バタイユの『呪われた部分』を参考資料にして、
「蕩尽」について解説すると、相手は熱心に聞いていたが、
同じバタイユの『エロティシズム』を解説しつつ、
『マダム・エドワルダ』や『眼球譚』を参考資料に配布したら、
「セクハラ」で損害賠償請求された、
というような話かなあ……。