先日、新聞記者の取材を受けた。
その時に、
大嘗宮の屋根の葺(ふ)き方の
変更についても触れた。簡素・素朴で“清浄さ”の表示と言うべき
伝統的な萱(かや)葺きから、
粗末・粗略な板葺きに変更されようとしていて、
問題だと。古代から平成の大嘗祭まで、
しっかり守られて来た伝統が今、
我々の目の前で変更されようとしている。これは見逃せない。
すると、記者はこんな事を語った。
「その話題は、このところあちこちで耳にしますね。
宮内庁も板葺きの方針を見直して、萱葺きに戻す事も
検討し始めているとか」と。これはやや意外。
あちこちで耳にする…というのは、
恐らく、私が昨年末から各方面に問題性を
訴えて来たのが、少しずつ広がっているのだろう。記者の言い方はやや曖昧だったが、
宮内庁が見直しの検討を始めたという
情報がもし事実なら、幸いだ。だが、勿論まだ油断は出来ない。
この点は非力ながら、
私なりに働きかけ続けよう。
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