2月8日、国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)
に招かれ、勉強会の講師を務めた。テーマは「神道と天皇」。時間の制約で舌足らずな話になってしまった。質疑応答の時間は比較的ゆったり取れた。櫻井理事長や田久保忠衛副理事長をはじめ、ご参加の皆様揃って良い質問をして下さった。特に有難かったのは西岡力先生のご教示。私は話の中で首相の「靖国参拝」に絡む問題にも触れた(メインの話題ではないが)。その時、いわゆる「A級戦犯」が靖国神社に合祀されて以降、歴代首相が既に20回も参拝を繰り返した時点で、“出し遅れの証文”のようにして、中国が中曽根首相の昭和60年8月15日の参拝に反応して抗議を始めた件に言及(中曽根氏自身も、同年1月と4月にも既に参拝していた)。但し、韓国が何時から抗議を始めたのかは、私は今のところ未確認で、少なくともこの時にはまだ抗議していなかった、と付け加えていた。それに対して、韓国が抗議を始めたのは、「(もっと遅れて)橋本首相が(ポツンと1回だけ)参拝した時ですよ」と教えて下さった。韓国は“いつの間にか”中国と一緒に抗議するようになった。それが何時からなのか。いずれ改めて調べてみようと思いながら、先延ばししていた。西岡先生のお蔭で1つ課題を解決出来た。感謝。
なお、私が監修した『天皇と元号の大研究』の3刷りが決まった。
好評らしい。