「文春オンライン」に、西尾幹二氏のロングインタビューが掲載されています。
“最後の思想家”西尾幹二83歳インタビュー
「新しい歴史教科書をつくる会」でよしりん先生と一緒に活動していたのがもう20年前で、西尾氏もいまや83歳。
久々に最近の様子を写真で見て、その老け込み方には驚きましたが、話していること読むと、この人変わらんなーと思いました。
特に興味深かったのは、「つくる会」で活動していた頃の西部邁氏やよしりん先生をどう見ていたかというところ。
(このあたり!)
未だに西部氏に対するうらみつらみを延々語っているくらいだから、あの当時、西部氏、西尾氏の両方と仲の良かったよしりん先生の苦労はいかばかりだったかと思ってしまいます。
一方、西尾氏はよしりん先生については今も高く評価しています。
ただ、それでなぜ決別することになったのかについては「私にも明確にはわからない」と言いつつ、漫画で「私の顔を犬にした」ことが我慢できなかったとか言っています。
いやいやいやいや、そこは、なんで犬に描かれたかが問題であって、それはイラク戦争に賛成して「親米ポチ」になったからでしょうが!
『新ゴー宣』の11巻を読んだ人は、みんなわかってますよ。
ついでに言えば、12巻ではアメリカの動物園に入れられた「サル」に描かれていて、それにも当時、西尾氏は大激怒してましたっけ。
それにしても、「怒って当然ですよね」みたいな相槌打ってるインタビュアーも、いい加減なやっちゃなー。
しかしこのインタビュー、貴重な時代の証言でもあり、面白いですから、時間のある人は読んでみては?