ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2019.1.21 16:04日々の出来事

憲法談義

先日、出版社時代の節操のない友人たちと
久しぶりに食事会をした。
同じ編集部でバリバリ仕事をしていた
一人の友人が言った。

「こないだ父親から“論文”が送られてきてさあ、
憲法改正論議について自分の考えをまとめたって
いうんだけど、何度読み返しても意味がわかんない」

きた!
きたーーーッ!!

というわけで、日を改めて一人暮らしの友人宅に
集合。

お父さんの論文も持ってきてもらって、
彼女の問題意識も含めて、
鍋をつつきながら憲法談義。

憲法改正がなぜ必要か。
自衛隊はなぜ軍隊にしないといけないか。
紙に書きながら説明するんだけど、
自分自身のツメがまだまだ甘いことを痛感。
友人から鋭いツッコミが入る。
それでまたハッと気づいて、説明を加える。
あっという間に時間が経ってしまった。

「自衛隊を明記したって何も変わらないなら、
結局はさ、安倍さんが名前残したいから
改正、改正っていってるわけじゃん、
それはおかしいよね」
と友人は言っていたので、少なくとも
自民党の加憲案がどうしようもないものだって
いうことはわかってくれたようだ。
「軍隊=悪」という戦後日本の感覚も
おかしいだろ、と友人同士で話し出したので、
嬉しかったな。

ただ立憲的改憲の考え方まで
十分に説明するにはいたらず。
ふーーー、まだまだ難しい。
けど、ゴー宣道場での思考の軸が、
対話することで浮き彫りになっていく
この感覚、とても楽しかった。

『ゴー宣〈憲法〉道場(黒帯編)』を
彼女に渡したので、読んでくれるといいな。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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