天皇陛下、85歳のお誕生日おめでとうございます。
昭和の時代からの、長い長い慰霊と慰問を重ねられた
陛下の「人生の旅」について、つぶさに振り返られながら、
たびたび涙ぐまれるお姿に、胸がつまるような気持ちに
なりました。
特に先の大戦、沖縄の犠牲について語られたときに、
感情がこみ上げられるご様子であったので、
戦後の国民がすっかり忘れてしまっている犠牲者の存在に
対して、どれほど真剣に思いを寄せ続けておられるのかが
伝わってきました。
陛下の涙は全身全霊の無私の存在として、公のことだけを
考えて生きてこられた人生からにじまれることで、
私のような人間にとっては、想像を遥かに超える深みのある
ものだと思いますし、せめてそのお気持ちにもっときちんと
お答えできる国民でありたかったです。
一般参賀のニュースを見ながら、天皇陛下は本当に自然に
国民から敬愛されている方であり、
いかに偉大で有難い存在なのか、改めて感じていました。