平成30年度「ライジング版流行語大賞」
(ユーキャン「新語・流行語大賞」とは特に関係ないので、念の為!)の慎重かつ厳正な選考の結果、私の「一人森友学園」が晴れて3位(!)に入賞した(豪華な選考委員のメンバーの中には上沼恵美子さんは加わっておられなかったようだが)。まことに光栄である。“3位”というと、アイドルグループAKB48の峯岸みなみさんを思い出す。「シングル選抜じゃんけん大会」で3位になった時(平成23年)に、「優勝、準優勝ではあれだけ大騒ぎするのに、どうして3位にもっと注目しないの。だって3位だよ、3位。凄いじゃん」と大喜びしていた。私も似たような心境だ。しかも2位とは僅か1票差。1位とも2票しか違わない(総投票数5票とかではないので、念の為!)。1位から3位までまさに横一線だ。ちなみに、4位は何と3位と同じ得票数という噂がある(それだと、普通ならどちらも3位になるはずだが)。しかし、そんな事は気にしない。京都でのゴー宣道場の際に、必要があって「教育勅語」の一節を諳(そらん)じてみせた。その時、ドヤ顔で教育勅語を披露するのは、私の美意識に合わない。押し付けがましくなるのが嫌だった。だから、へりくだった感じを出そうとして「たまたま一人森友学園のような家庭に育ったので、教育勅語を暗記していて…」という、言い訳めいた前置きのセリフで使ったのが、この言葉。私自身としては、日常語に毛の生えた程度、という意識。ところが会場では大ウケした。「渾身の一言」とか「練りに練った」というのは、だから実情とは全く違う。特にウケを狙った訳ではなく、むしろ嫌みな印象を避けるのが主な動機だった。会場でウケて、小林よしのりさんまで「してやられた」という反応を見せられたのは、むしろ私にとっては意外。泉美木蘭さんが「高森砲」とか呼んで下さる私の軽口は、いつもその場の言葉のやり取りの中で、何の準備もなく、何の下心もなく、条件反射的にポン、ポンポンと出てくるものばかり。だから大袈裟でなく、自分でも喋った“後”に気付く、というのが実態に近い。しかも、極めて短期間で本人は忘れている。例えば、毎日新聞出版の『属国の9条 ゴー宣憲法道場2』の校正をしていた時。道場で約1名、ふざけた軽口ばかり叩いている奴がいる。誰かと思ったら私。でも、そんな発言をした覚えがない。そこで笹幸恵さん、泉美さんにこう申し上げた。「ゲラのチェックをしていると、何だか私だけ随分ふざけた発言を繰り返していたようになっているんだけど、きっと担当の有能な編集者が本を少しでも読みやすく面白くする為に、勝手に私の発言をデッチ上げて挿入したんでしょうね」と。すると、お2人いわく、「いいえ、発言のままです」と。あらら。恐らく、今後も私のコントロールが及ばない(!)ところで、「高森砲」は連射される可能性がある。要注意。今回は、私の「一人森友学園」に投票して下さった、
1億人には少し届かない多数の方々に、感謝。