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小林よしのり
2018.12.17 10:15日々の出来事

西郷どんが終わったが・・

昨日、「西郷どん」が最終回だったが、あれ?と思う
西郷の最期だった。
あまりにも有名な史実だから、微妙に変えただけでも、
違和感が生じるのだから、ちゃんと介錯されて死んで
ほしかった。
大久保が暗殺されるまでを描いたのは良かったが、
江華島事件も省いてあったから、西郷と大久保の重大な
政治的スタンスの違いが分からないままだ。
明治天皇を描かないのは、やっぱりつまらない。

あのあと、頭山満が鍬を畑に投げ捨てて、土佐に走っ
て板垣退助と会って、自由民権運動に邁進していく。
それが『大東亜論』なのだが、ほとんどの人が知らない。
明日は『大東亜論』の最終回の締め切りで、完結まで
描けなかった。

来年の大河ドラマは東京オリンピックだという。
全然、興味を持てないなあ。
しかも2度目の東京オリンピックを盛り上げようという
政治的な臭いを感じて嫌な気分になる。
来年は見ないな。

正月映画がいつのまにか消滅していて、映画に楽しみ
を見いだせないから、正月の「相棒」と「下町ロケット」
が楽しみだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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