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高森明勅
2018.12.11 11:32皇室

高森稽古照今塾の感想文から

高森稽古照今塾(別名、爆笑目からウロコ塾)
では毎回、感想文(質問も含む)の提出を求めている。
 
その感想文から。
 
「『(鎌倉幕府の実権を握った)北条氏は(後鳥羽)
上皇を(隠岐島から)都に
もどすことを
拒絶し続けた。
それは「強さ」ゆえではなく「弱さ」ゆえ』。
この部分が非常に大事であると思いました。
承久の変の結果だけを見れば後鳥羽上皇が敗れた
戦いになりますが、後世に与えた影響を考えると、
幕府が上皇に屈した形になったと思います」
 
「皇后陛下のお誕生日のお言葉は、
一文一文に皇后陛下の覚悟と苦悩と
安堵のお気持ちが詰まっていることが分かりました。
このお言葉を読み流していた自分に反省です。
皇室に関する知識だけでなく、その知識に伴う感性を
身につけたいと思います」
 
塾に熱心に参加してくれているY君の感想だ。
 
こんな感想文を読むと塾を続ける
張り合いを感じる事が出来る。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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