増税と同時にクレジットカードで5%ポイント還元すると
言われても、私なんかは普段からカードを使わないから、
「はあ?」としか思わない。
消費者としての私は、ネット回線や携帯料金やメルマガの料金や
アマゾンの支払いなんかはクレジットカードでしかできないから、
仕方なくカード決済を使っているけど、
毎月必ず決めた金額しか使わないことを固く決めているから、
カードでぽんぽん買い物しないよう、普段の生活は現金のみ。
手持ちがなければ買わない。
スーパーでは、札を出さずに小銭入れの小銭だけで会計が済んだ
というだけで、ものすごい満足感にうっとりする。
逆にいつもよりオーバーしていると、
「空腹でスーパーに来たから、余計な総菜を買ってしもた!」とか
「今日は黄色いほうのキウイを買ってしもた!でも甘いから!」とか
その都度いちいち反省している。
だから、アマゾンで本を注文したり、映画を見たりするときは、
現金が見えなくて不安になってしまい、数百円の買い物なのに、
「今月のカード払いの累積、いくらになってるだろう?」
といちいちポチるのが不安になってしまう。
現金でやりとりしないと、消費した感覚が持てないっての、
こんな私はもはや“古い”タイプなのかしらね……。
店の人間としての私は、カード決済はカード会社に手数料を
とられるから、ポイント還元でカードを使う人が増えちゃうと
ありがたくない。
金額が大きいならまだいいけど、外国人観光客なんかは、
少額でもばんばんカードを使う。
8人のグループで、キャッシュオン(注文ごとにカウンターで
代金と引き換える方式)で、800円の飲み物を、8人別々に、
一人ずつカードで払うと言われたり…。
そのたびに、店はカード会社に手数料をとられている。
あと、キャッシュレス化で「おつりはいいから」とチップを
置いてくれる人がこれ以上減ったらさみしいなあ……(ボソッ)
クレジットカードでのポイント還元で、本当に喜ぶのは、
大型家電や高級品をカードでぽんぽん買えるような富裕層
だけなんじゃないのかなあ?
あと、クレジットカード関連の金融商品を買ってる投資家とか。
カード会社にしても、国家的キャンペーンでがんがんカードの
発行をすることになるんだろうけど、与信、大丈夫なん?