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小林よしのり
2018.10.25 10:47日々の出来事

日曜だぞ、もうひとつの立憲フェス

28日の「もうひとつの立憲フェス」は、基本的にトークだ。
立憲民主党がやった「立憲フェス」の学園祭ノリは、民主党
時代の「事業仕分け」を彷彿とさせる「エンタメのり」で、
恥かしい。
そういうのをわしは学級民主主義と言っている。

そもそも立憲民主党の結党時の支持率は2桁だったのに、
一年後は6%とか4%台に急降下している。
10%を維持するどころか、旧民進党時代よりも、低くなって
いるのだ。
わしがそう言うと、長妻議員が、国会が開かれてないからと
言い訳してたが、果たしてどうだろうか?

しかし立憲民主党の議員は、よく危機感を持たないでいられ
るな?
不思議でたまらんよ。

森友・加計学園の事件は、官僚の「忖度」による文書偽造
まで産み、確かに民主主義の根幹を崩す事件だったが、
国民はもう飽きている。
国会が始まって、また野党が森友・加計を追及しても、
国民は「またか」としか思わないだろう。

そもそも国民は、安倍政権が悪党だと分かっていて、
それでも野党の潔癖主義、善人ヅラを信用しないのだ。
潔癖主義と善人ヅラに、エンタメ学園祭の立憲フェスを
プラスされても、ますます万年野党という評価が高まる
しかない。

もともと「エンタメ化」の希望の党の結党セレモニーが、
ウザいと感じていたから、枝野幸男氏が地味な結党宣言を
したとき、国民は判官贔屓と、保守の精神を感じて、期待
してしまったのだ。
それを忘れたのか?

万年野党化する立憲民主党に「喝!」を入れる機会が、
今こそ必要だろう。

3日後の28日、「もうひとつの立憲フェス」を開催する。
井上達夫氏は存分にしゃべって欲しい。
ただ早口だけ注意して、スローペースにして欲しい。
一般人は脳の回転が追いつかないよ。
宇野常寛氏が何を言うかも興味ある。
川上高司氏は日米関係の専門家だが、この人の発言もぜひ
聞いてみたい。

会場は、表参道駅から徒歩4分、青山通りに面した
「PORTAL POINT AOYAMA」。
当日の参加費は1000円。

立憲民主党の左翼化の防波堤になる、立憲的改憲を訴える
『もうひとつの立憲フェス』を、今どうしてもやらねば
ならない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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