今朝は6時過ぎに起きて『おぼっちゃまくん』のペン入れ
を続行しているが、午前中で上げたい。
なにしろ6日(木曜)が締め切りだ。急がねば。
理作氏の今朝のブログも、なかなかいいことを書いている。
人それぞれに人生に対する思いを抱えているものだなあと
思わせるし、文章でそれを表現することは誰にでもできる
ものじゃない。
柳田国男の言葉は特に興味深く、これを紹介してくれたのは
重要な示唆となった。
実は理作氏の映画のDVDも見たが、これはもう趣味の問題で、
わしには合わないのだろう。
わしには青春をやり直したいという気持ちが全くなく、
思い残すことも全然なく、変態的な性欲で不完全燃焼だった
青春に復讐したいという気持ちは理解不可能である。
だが、ここまで自分の潜在下の欲望を晒せるのは凄いのだろ
うか?
ちびまる子ちゃんには、人に嫌悪感を抱かせる要素が全くない。
あの感覚もわしには分からないもので、わしの作品には、
嫌悪感しか感じないから遠ざける者と、嫌悪感込みで可愛い
と思える読者がいるのだと思う。
それは嫌悪感をエンターティメントしているからであって、
デビット・リンチの「エレファントマン」のような微妙な
悪趣味に加担しているからでもあろう。
だが、理作氏の映画にはそもそも娯楽の要素が見えない。
徹底的な私小説を映画で表現したらこうなるのだろうか?
他の人がどう感じるのか、無理やり人にDVDを見せて
やろうと思っている。