門弟・門下生メーリスからの
ご意見紹介です!
SPA!ゴー宣第16章
「VXガス暗殺団との戦い」を読みました。
そして、リアルタイムで読んだ
ゴー宣第9巻(1996年–平成8年)
も取り出して再読。
—あらためて、よしりん先生の常識・
研ぎ澄まされた直観が切り拓き
撃破した事件だ、と思いました。
影響力絶大の知識人達が擁護言説を
垂れ流し、マスコミも同様の態度、
「信教の自由」の下、(その空気に
守られるようにして)増長していく
危険集団の様子に戦慄します。
当時、地元でも麻原の顔入りで
オウムの集会ポスターを見かけました。
変な人達、気が知れないヨ、とは感じて
いましたが、事件が発覚するまでは
ことさら関心もありませんでした。
そういう一般人も【容認の空気】の
一部だったのでしょう。
有名人・知識人のお墨付きがあり、
マスコミも危険視しない状況というのは、
当然容認~面白がる空気を生みます。
坂本弁護士一家事件、サリン事件、薬殺事件・・
「オウムの犯行ではない!」と教団側の強弁を
ウンザリするほど放映するテレビ。
日々上祐や村井がまくしたてる映像
ばかりでした。(それにしても、あれだけ
マスコミに出て喋り散らした上祐が
今もヌケヌケと言論していられるのは
謎!!です。)
そういう中で、暗殺団に付け回されて
おられたよしりん先生の危機感・恐怖は
どんなだったか・・。
警察がまともに取り合わない中、鋭い感覚
張り巡らしてスレスレで暗殺をすり抜ける、
—全く神仏の加護もあって切り抜けられた、
という気がします。生き抜いて下さった
ことは文字通り有難く尊いことだと
今あらためて思います。
本当に暗殺する寸前だったことが発覚
した新聞記事(第9巻P146)。
–ゴー宣第158章「世界初の暗殺されかかった
漫画家として」—のトップのコマのお顔
(怒りに顔面の筋肉が収斂し歯を食いしばり、
吹き出す汗、鼻水、充血した目で睨みつける!;;、
ペンを握りしめて!)は、渾身の憤怒と恐怖
そのものです。(見ただけでこちらも汗;;)
オウムの果てしない増長、逸脱を許したのは、
上記、世間の【容認の空気】ではないでしょうか。
そしてもう一つは無関心。
常識があれば「怪しい・変」と感ずるはずが、
権威ある言論人&マスコミが擁護容認すれば、
いとも簡単に世論操作できる。
巧みに言論人やマスコミに手を回すことが
出来れば(!)、世の中を演出することができる。
—これは昔も今も変わらないと思います。
個がある、と自認する言論人(有名人)でも、
イデオロギー化した民主主義や
ものわかりよさ気なリベラルにからめとられ
甘やかす発言をしていると、それに世論の
一定(あやかり体質!)は簡単に感染してしまう
—そういう危険性は大きいと思います。
責任は恐ろしいほど重い。
何かに・誰かにあやかって自己確認をとりたい、
そこで承認願望を満たして貰い、あわよくば
自分を嵩上げする台にしよう。
—辿ればオウム真理教に取り込まれた者達の
心性と同様なものはいつでもどこにでも
蔓延しているのではないでしょうか。
・・・コワ;;。
(和ナビイさん)
「炭鉱のカナリア」であるべき知識人が、
毒ガスを撒かれても危険を察知できないどころか
安全! 無害! と鳴き続けたという
笑えない冗談みたいなことが現実に起きた
ということはしっかり記憶にとどめて
おかなければなりませんね。