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小林よしのり
2018.8.18 11:25日々の出来事

百姓は差別語ではない

『ゴーマニズム宣言』第18章のファクト・チェックを
織田氏が送ってきた。

3pのネームは大幅に修正したので、安心して欲しい。

例の単語は「アンカリング」です。

「百姓」という単語は差別語ではないし、昔は多くの
「姓(かばね)」を持つ立派な人のことだった。
それが農民に限らず「庶民」くらいの意味に変遷し、
いつの間にか、侮蔑的に使われるようになった。
本来、差別や侮蔑で「百姓」を使う方が馬鹿で、
間違ってるのだから、普通に流通させた方がいい。
敬意をもって「お百姓さん」と言うときもあるだろう。
わしは「百姓」という単語を消してしまわずに、
普通に流通させたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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