8月のゴー宣道場では参加者のレベルの高さを改めて痛感した。
当日のやり取りは、かなり高度かつ踏み込んだ内容。
だから道場終了後、正直に「一般の市民を交えて、
ここまで充実した議論が出来るとは思っていなかった」と感想を述べた
(寝ないように、などと失礼な発言をしてスマン)。
すると山尾志桜里衆院議員は
「国会議員を集めてでも、恐らく無理ですね」とおっしゃる。
更に倉持麟太郎弁護士は「弁護士でもそうでしょう」と。
そんな議論なのに、
会場の集中力が最後まで切れなかった。
どころか、熱気がどんどん高まるのが肌で感じられた。
それは第2部の質問者の挙手の多さからも窺えた。
又、質問の内容もそれぞれ良かった。
質問のお蔭で、分かりにくかった部分の説明を追加し、
別の視点からの議論も付け加える事も出来た。何より感銘したのは、
ゲストや師範の発言に対し、その真意を前向きに汲み取ろうとする誠実な態度を、
多くの参加者が共有していたように見えた事。
だから、私も忌憚なく意見を述べやすかった。
「公(おおやけ)」を支えようとする覚悟と、
道場に集う者相互の信頼と尊敬。
長年にわたる多少の波乱もあった道場の歩みが、
そうした「文化」をいつの間にか育んだのだろうか。