ほんの少し前まで、クーラーなんか贅沢で、一晩中
つけっぱなしなんて堕落だと思われていたし、夏は
節電が必要なのに不謹慎だと思われていた。
だが、今は猛暑でも電力には余裕があることが、
分かってきたし、そもそもクーラーはつけるべきもの、
途中で切ってはいけないと、医者が教えるようになった。
ニュースでは、「昨夜、熱中症で亡くなられた老人宅には、
クーラーがなかったそうです」と報じている。
クーラーがなければ熱中症で死亡するのはやむを得ない、
当然だな、と受け取られるようになってきた。
そのうち、クーラーをつけずに熱中症で死んだ人は、
自殺と見られるようになるだろう。
すごい考え方の変化だな。
最近の日本の夏の暑さは、避暑地に行っても湿気が強す
ぎて、涼しくならないし、ハワイの方がはるかに涼しい。
暑いのを我慢して寝るのは自律神経が休まらないから、
睡眠の質が落ちて、老化も早まるそうだ。
しかし、わしの場合、夏だろうと、冬だろうと、いくら
工夫しても、熟睡は難しい。
一瞬でも目が覚めたら、たちまち作品のアイデアや展開が、
脳の中で浮かんできて、仕事モードに突入するからだ。
でも、夏の方がやっぱりキツイか。