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小林よしのり
2018.7.18 08:51日々の出来事

吉岡里帆、綾瀬はるかを見る楽しみ

毎朝、クーラーの風の寒さで目が覚めるが、数分後には
狂った暑さに怒りがこみ上げ、あわててクーラーを入れ、
テレビをつけたら豪雨被災地では7人も救助した警察官が、
直後に土砂崩れで亡くなっていたり、未だに行方不明の
警察官の顔写真を見て、その若さに胸が締め付けられ、
暑い寒いなんか言ってる贅沢を反省し、気分が晴れない
一日がスタートする。

昨日は『健康で文化的な最低限度の生活』というドラマを
見た。
生活保護の実態なんて、暗くて息苦しい話にしかならない
のではないかと思っていたが、意外にこれが全然知らない
世界なので、勉強になるし、興味津々で見てしまった。
ただし、吉岡里帆が主人公でなければ、見なかっただろう。
里帆の演技が表情豊かで、情緒の変化を巧みに伝えるし、
暗い話でも、里帆が笑顔になると、一気に明るい気分に
させてくれる。
吉岡里帆じゃなきゃ見てなかった。
共演者の川栄李奈と水上京香も好きだから、これは毎回
見なければならない。

それから綾瀬はるかの『義母と娘のブルース』が最高に
面白い。
これは屈託なく楽しく、笑えて、泣ける。
綾瀬はるかも美人で演技も上手いし、アクションもできる、
コミカルな役もできる、素晴らしい女優だ。
子役が抜群に上手くて可愛いのも、このドラマが無条件に
楽しい要素だ。楽しみができた。
ドラマしか楽しみはない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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