ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2018.7.10 11:38日々の出来事

「君たちはどう生きるか」と日本人の憲法観

今売りのSPA!「ゴーマニズム宣言」の『君たちはどう生きるか』、刃物を持った暴漢が現れた「いざという時」の小林よしのり先生のアイデアがすっごくいいなあと思った。

何年か前のゴー宣道場で
「もしもイスラム国に誘拐されたら、自分はどうするか?」
という問いになったとき、私は、「舌を噛み切って自決する」と言って、そんなの時代劇の忍者じゃないかと笑われたんだけど、その時、よしりん先生は、
「オレンジの服を着せられて映像に撮られる前に、とにかくわざと暴れまくって撃たれて死ぬ」
と発言されていて、私は、(それって急所を撃ってもらえたらいいけど、足とか地味に撃たれたらどうするんだろう)と黙ったまま内心では思いつつ、私の考えより現実的でいいなあ……とすごく印象に残っていた。

「いざという時」をどのぐらいリアルに想像できるかは、社会や人生や身のまわりの人々、それからなにより自分自身に対する責任をどこまでしっかり考えているかということと結びついていると思う。

そして、これって、日本人の憲法観にもつながってくる問題なんじゃないだろうか。

8月5日のゴー宣道場は、「立憲的改憲、山尾志桜里・条文案、発表!」だ。
どれほどリアルに、自分たちの国家、自分たちの統治機構、自分たちから発生している権力について考えられているか。
ぜひ、参加して、一緒に条文案について議論しよう!

こちらから!
https://www.gosen-dojo.com/event/4900/

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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