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小林よしのり
2018.6.27 08:23日々の出来事

表現規制と人間の創造力

朝はクーラーの寒さで目が覚めるか、気温の暑さで
目が覚めるか、どっちかしかない。
睡眠不足は夏の間中、続く悩みである。

今日は「FLASH」『よしりん辻説法』の締め切りだが、
チェックのための原稿コピーが何時に受け取れるかも、
担当りか坊を何時に呼べるかも、全く分からない。
原稿の渡しが夜になるのは確実のようだから、わしは
日中は自由に行動すると決めた。

明日(木曜)21時から、泉美木蘭さんとの生放送の
テーマは・・
「表現規制と人間の創造力」
・・とする。

椎名林檎や、ナントカというバンドの楽曲が「愛国的、
軍国主義的すぎる」と炎上したり、ワンピースの作者が
横井庄一を茶化した絵を描いたと抗議されて、謝罪
したりしている。
軍国主義的なポップスは、消えるべきなのだろうか?
日本兵をパロディにしたら、許されないのだろうか?

セクハラ糾弾全体主義は、美人コンテストの中止や
変質を余儀なくされている。
5秒相手を見つめてもセクハラという基準設定も、
人と人の間のコミュニケーションの表現規制である。

作品から、日常の行動までが、表現規制に曝されて、
窒息しそうな世の中になってきた。

なぜ人々は表現に目くじらを立て、人間の創造力や
芸術の芽を摘みたがるのか?
表現者、創作者、芸術家を、彼らは必要として
いないのか?
泉美さんとじっくり議論してみたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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