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笹幸恵
2018.6.16 22:49日々の出来事

足りない、のは楽しい

ここ数日、海軍予科練出身者Tさんの
インタビュー記事を書いています。
久々に戦争関係のライターのお仕事。
といっても、私は飛行機の知識がイマイチなので
兵器資料集を片手にいちいち調べています。
(決して苦にはならないのだけど、こういうとき、
零戦とかをプラモデルで作っていた男子のほうが
やはり有利だなあと思います・・・)

Tさんは、私の中ではレジェンド中のレジェンド。
とにかく戦歴がすごい。
今までよくぞお元気でいてくださったと
拝みたくなってしまいます。
この方が住んでいるというだけで、
その町の人々がうらやましくなるし、
茶目っ気のある話しぶりを思い出しては
ひとりニヤニヤしてしまっている。

ええ。
かなり怪しいって、自分でわかってますからご安心を。

一方、今日は大学で行われていた考古学の勉強会に参加。
いずれ戦争の歴史と考古学を組み合わせた仕事を
したいなあと、漠然とだけど思っているので、
縄文時代から奈良時代までとりあえず広く浅く勉強中。
もともと考古学に興味があったので学ぶこと自体が楽しい。

今日の先生(私の妹と同い年)のお話は無茶苦茶おもしろかった。
遺物から当時の人々の生活様式を分析、考察してみせる様は
シャーロック・ホームズもかくやと思わせるほどの
推理力で、ただただ唸るばかりでした。

知識も、思考力も、想像力も、全然足りない。
でも足りないとわかることは楽しいんだな、と
思う今日この頃。
だって、まだ成長する可能性があるわけですから!(多分)
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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