「ゴー宣道場」の門弟・門下生の中には時々、男と女の
関係になってしまう者がいる。
それがダメだと言うわけではない。
トッキーと嫁だって門弟との関係性の中から交際して、
結婚するに至った。
それはいいのだが、その男女関係(ラブ)が「公論」に
影響を生じさせるとマズい。
最近も、元門弟(女)の意見がわしに否定されると、
ある門弟(男)が異常に憤激し、去って行ってしまった。
男がなぜそこまでと考えていると、なんのことはない、
この二人、秘かに交際していたということが発覚した。
つまりラブ(私)の結束が、パブリック(公)よりも、
上位に来てしまったのだ。
二人とも、文章が上手い人間だったから、わしも特別に
目をかけてやっていたのだが、それが「選民意識」に
繋がって、自分の間違いを認められないほど肥大化した
自我に育ってしまったのだろう。
「謝ったら死ぬ病気」に罹ってしまった。
この門弟(男)は、以前、秘書みなぼんに当てたメール
の末尾で、「今度お茶でも」と堂々と誘っていた。
秘書みなぼんは、フラれるとは夢にも思っていないその
門弟の書き方に、強い「選民意識」を感じ取っていた
らしく、この結果は当然だと言っている。
こういう例は何度でもあるから言っておくが、「文章が
上手い」=「正しい」ではない。
それはわしが批判してきた多くの知識人の例で、証明
されているではないか。
しかし「公論」だと、あれほど何度も言っているのに、
「ラブ上位」になってしまうのだから、人間は弱いな。