九州ゴー宣道場は、大成功に終わりました!
ゲストにお越しくださった井上武史先生は、レジュメ「憲法を国民のものとするには」をご用意くださり、それに沿って非常にわかりやすく、憲法の基本のキ、日本の憲法論議が抱える問題の根源をご解説くださいました。
フランスやドイツの憲法と比較しながら、客観的に日本国憲法というものを眺めてみると、日本人がいかに「血の通った、自分たちの憲法」を持ち合わせていないのかということ、それが原因でいかに憲法観が薄っぺらくて幼稚なままで対立してきたのかということが改めてよく理解できました。
特に裁判員裁判の話は印象的でした。
「もし、裁判員に選ばれたら?」でおもしろおかしく盛り上がりつつも、国家機関に授権するとはどういうことなのか、権力を監視する意識とはどこからくるものなのか、という一人ひとりの意識にまで接合していった場面は、井上先生のユーモアや思考の柔軟さと、ゴー宣道場という場が本当に良い雰囲気で融合した瞬間のように思います。
(いじられちゃった小林先生には申し訳ないんですが・・・)
憲法を「どこかの誰かが用意した条文を見て、いいか悪いかを批評するもの」としか感じていない旧型の「憲法論議ごっこ」はもう卒業するべき! いや、卒業できなきゃ、血の通った憲法を持つことは不可能!
そして、卒業した先にある本来の憲法論議が「立憲的改憲」なのだということが本当によく理解できた九州ゴー宣道場でした。井上先生、ありがとうございました。
そして、九州設営隊のみなさん、本当にお疲れさまでした!
会場設営から控室の警備まで終始こまやか、なごやかに対応していただいたおかげで、円滑な議論ができたと思います。
終了後のアンケートには、福岡開催のおかげで初めて参加することができたという熱意あふれる言葉がたくさんありました。
日本各地に志を同じくする人々がいるのだと実感するとともに、地方開催の道場をきっかけに、そういった一人ひとりが仲間となってまた新しい波につながればと思います!
次回は8月、いよいよ山尾志桜里議員の本が出版されるということで、ますます盛り上げていきましょう!