明後日、6月10日、開催する「九州ゴー宣道場」では、
九州大学の憲法学者・井上武史准教授をゲストに迎える。
一流の憲法学者に講義を受けるのは、これが最後だ。
テーマは「憲法は国民のものではないのか?」だ。
昨日、井上武史氏より当日のレジュメが届いた。
それを見ると、実に興味深く、面白そうで、期待が高まる。
井上氏のレジュメでは、日本国憲法の3つの特徴の中に、
「占領下で制定された憲法」というのがちゃんと入って
いるし、日本国憲法に「ここに主権が国民に存することを
宣言し」と書いてあるが、占領下の日本国に主権はなかった
ことを記してある。
国家権力の正当性は、国民に由来しているという意識が
稀薄になっている現状では、確かに民主制がより深化
していくのは困難になろう。
井上氏は民主主義の質の向上のために「女性議員増加策」
まで射程に入れて考えているようで、この論点も、今まで
「ゴー宣道場」で出なかった問題だ。
このレジュメを見ていると、わしの向学心が沸き上がる。
福岡ではとことん井上氏から学んでおきたい。
このレジュメは当日みんなに配布するので、参加者は
道場終了後に復習することもできる。
たまには向学心を燃やそうよ。
大人になったら生活に追われることは分かっている。
でも、権力に騙されて、じわじわ首を絞められるだけの
人生じゃつまらんだろう。
気がついたときには、もう手遅れになっていたという
時が来るかもしれんよ。
福岡で会おう!