森友決裁文書、全78ページすべて読み終えたけど、
籠池氏のあの手この手の交渉はさることながら、
担当職員の味わい続けたジレンマの過程があまりに
事細かに綴られていて驚いた。
昨年、自分の作った森友疑獄年表と照らし合わせると、
「だからあの時、まだ国有地なのにボーリングできたのか」
「そのボーリングの結果がここで効力を発揮したのか」
などよくわかった。
大阪の私学審から認可妥当の答申が出る過程も、あわせて
もう一度検証しなければならないし、
さらなるゴミが出て弁護士が値引き買い取り交渉に来たあと、
近畿財務局と大阪航空局の中で、対応を検討したと書いてある
が、その詳細も明らかにしてほしい。
また、膨大なゴミの処理に、土地の値段を上回る予算などとても
つけられないとなって、建設業者に「場内処分の方向で」と伝えた
会議の記録があるはずだ。それも出してほしい。
その話を毎日新聞に証言した業者は、翌日に変死している。
死者は1人ではないのだ。
しかし、これだけの量の「ヤバい部分」を削除させられて、
文書の前後のつじつまが合うように文章の書き換えを
させられた職員は、さぞ苦しい思いをしただろう・・・。
そして、よくもまあこれを「書き換え」なんて生易しい表現で
出して来たもんだね。
完全なる改竄、隠蔽だよ。
こんな壮大な公文書改竄、官僚が自主的にやるわけないよ。
そして、「佐川元理財局長の答弁にあわせて」ではなく、
籠池氏の証言にあわせて削ったのではないのかな?
これ読むと「籠池さん、やっぱりちゃんと証言してたんだ」
とも思えてくる。
いろんな人物の名前が登場するけど、
やはり、その影響力の強さをきっちりと書き込まれているのは、
安倍昭恵だった。だめだよ、これは昭恵さんから話を聞かなきゃ。