慶應義塾大学法学部教授の駒村圭吾先生、
衆議院議員の山尾志桜里議員をゲストにお迎えしてのゴー宣道場、
一部と二部を通して、終始、知的興味を呼び起こされる時間でした。
駒村先生のお話は、「憲法学者」ということで、難解なものになる
のかな…と実はメモ用のボールペンを握りしめて身構えたのですが、
身近なお話から引き込んでくださり、ご用意いただいた砂川判決の
文面を丁寧に読み解きながら、わかりやすくご見解を示していただき、
大変勉強になりました。
会場の様子も、集中力が途切れることもなく、熱心に聞き入っている
様子。
終了後のアンケートからも、憲法に対する強い関心とともに、
一定の勉強をしてきて、さらに深く思考したい、または、自分なりに
身のまわりの人たちに、もっとうまく語れるようになれたら…と考え
ている人も多いのだな…と感じました。
お話をうかがいながら自分がメモしたものをいま眺めると、
「たった3時間の道場でも、こんなにも論点が浮上するじゃないか」
と思います。
自民党は、議論を拒否したままひた走っていくようですが、
まじめに憲法を考えるのなら、簡単・単純に、駆け足で構築してゆける
ものなどではないとわからなければおかしいです。
まじめに憲法を考えるのなら、簡単・単純に、駆け足で構築してゆける
ものなどではないとわからなければおかしいです。
山尾志桜里議員の立憲的改憲論は、
「憲法について考えるなら、最低でもこれだけの議論が必要でしょう」
ということを提示しているものでもあると思います。
だから、護憲派にこそ目を向けてほしい。
「憲法について考えるなら、最低でもこれだけの議論が必要でしょう」
ということを提示しているものでもあると思います。
だから、護憲派にこそ目を向けてほしい。
向き合うべきものに、向き合うべき時にすら向き合わず、あとになって
「騙された、聞いてない」では、「主権を有する国民の政治的批判」は
できないのだから。