久しぶりに8時間も眠った。
昨夜の生放送で一番驚いたのは、フランスでは、
大統領が不倫しようと婚外子の存在が明らかになろうと、
「それがなにか?」で済んでしまう成熟度があるということだった。
今朝、あらためて過去の記事を探してみると、
歴代大統領はだいたい愛人がいたりしたが、フランスのメディアは
政治家の私生活には不介入なのが原則で、「政性分離」が徹底して
いる、と。
ミッテランなんかは100人以上の愛人がいたそうだけど、
(八千矛のオオクニヌシもびっくりやで!)
それをいちいち報道する「野暮なメディア」なんかいなかった。
密会を撮って報じたゴシップ誌が出ても、逆に「プライバシーの侵害」
としてメディアから叩かれ、総スカンを食ったそうだ。
「フランスでは報じられない政治家の不倫」及川健二氏
http://www.pot.co.jp/oikenparis/private.html
日本のように、週刊誌から映像を買い取り、ガンガン流して、
「さあ、来週はどんな展開で報じてくれるのでしょうか!?」
と、口を開けて他者の取材報告を待っているような幼稚なメディアは
存在しない、ということだ。
もちろん、こういったメディアの幼稚な姿勢を支えているのは、
幼稚な有権者にほかならない。
山尾志桜里さんなら、待機児童問題、本気でやってくれるよ。
が違う。
「ましな政治家がいない」「変わりがいない」なんて、有権者のくせ
に甘えたことを言ってる場合じゃないね。
良質な政治家を支えて育てる国民でいたい。