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泉美木蘭
2017.5.22 15:40

加計学園疑獄年表つくったから。

加計学園問題。

獣医学部の新設について、国は、国家資格の管理や、教育の質を保つ
ために「抑制的であるべき」という立場を過去50年間とってきた。

日本獣医師会もそう。
畜産の獣医はたしかに不足しているが、ペット医療は飽和状態。
ただ定員を増やすことよりも、畜産への道を引くことのほうが重要、
レベルの底上げは、いまある国公私立大学の獣医学科を再編して、
質を保ちながら伸ばそうというのが現場の意見だった。
ほかの分野では、規制緩和した結果、技術が十分に身につかないまま
の学生が生まれて、費用をかけて学んでも就職できないという現象が
起きているのが実態だという。
ただ既得権益を守るために「岩盤」になっていたわけではないのだ。

獣医師問題議員連盟のトップを務めるのは、麻生太郎。
懸念を示し、強固な反対派だった。

下の画像は、日本獣医師会の理事会の会議概要の一部。
平成27年12月11日に日本獣医師会会議室で行われたもの。
冒頭の「北村政治連盟委員長」は、文科省から流出した「加計文書」
に実名が記されている北村直人元議員・日本獣医師会顧問のこと。
北村氏は「自分が登場する文書の内容はほぼ事実」と証言した人物だ。

今治市に獣医学部新設の動きがあると知り、また、それがどうやら
総理単独の動きで、各省庁の担当大臣にもちゃんと説明されていない
ことなど、非常に危惧していた様子が記されている。


加計学園問題を追えていない人には、なんの話だかよくわからないと
思うけれど、明日配信のライジングで、
「よくわかる!加計学園疑獄年表」
と題してかなりすごくやたら細かく念入りに解説してるので、
合わせて読んでみて下さい。もちろん昭恵さんも登場するよ。

加計学園問題の全体像が見えてきて、決して矮小化すべきでない、
流すべきでない問題であることがわかりますから。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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