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泉美木蘭
2017.5.17 05:02

やはり「総理のご意向」で進んでいた第二の森友

朝日新聞が今朝の朝刊一面で大スクープを報じている。
「第二の森友」と言われていた岡山市の学校法人加計学園が、
国家戦略特区に獣医学部を建設する計画について、
「総理のご意向」
で進められていたことが明らかになったのだ!

文部科学省には、こんな文書があった。

「設置の時期については『最短距離で規制改革』を前提としたプロセス
を踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている」

「平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、
共有いただきたい」「これは官邸の最高レベルが言っていること


加計学園の理事長加計氏は安倍首相と大学時代からの大親友で、
寝食をともにし、いまでもゴルフ仲間だ。
安倍首相は、この「お友達」が経営する学校法人に対して、
37億円相当の大学用地を無償譲渡した上、96億円の校舎建設費を
支援することになっている。
例によって同学園の保育施設には昭恵夫人が名誉校長として就任。

やはり安倍夫妻は、国家権力を利用して、自分のお友達、自分の思想に
共鳴する仲間たちを優遇するように命令を下していたのだ。
国家権力、公共機関の完全なる私物化である。

そして、官僚は、やっぱり言われたことはすべてメモして残している
のだ。
加計学園も森友学園も、まだまだ「首相からのご意向」「首相夫人が
こうおっしゃっているので」という事実を示す記録があるはずだ!

こんな暴走権力者夫妻に国家を運営されているなんて非常に危険。
野党の徹底追及を期待したい。


泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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