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泉美木蘭
2017.3.23 14:55

安倍昭恵夫人は「国会で」反論するべきです

「事実は小説よりも奇なりであります。
私が申し上げていることが正しゅうございます」

唸った。今日一番のハイライトだったね。
劣化保守カルト・安倍真理教を脱会した籠池証人のあまりの正直さ
と、胆力のある答弁能力に驚いた。
この人、もし、劣化保守カルトの世間にいなかったら、
そして、その思想に洗脳されてさえいなかったら、
もっと凄い人物になっていたんじゃないかと感じるほどだった。
証人喚問後の外国特派員協会での会見を見ると、
そりゃ凝り固まった思想はそう簡単に解けないわなと思ったけどね。

安倍昭恵は、籠池理事長への反論をフェイスブックに投稿している
ようだけど、なにがフェイスブックだよなめてんのかって感じだ。
あんなもの、どうせ自分の知り合いや、自分を応援してくれるに
違いない一部の人にちやほやされて喜ぶためのものでしかないでしょ。
自分の見せたい面だけを見せられる、まずい面は隠しておける、
自分を核としたミクロな世間でしかない場所なんですよ。
衆参両院の国会で、偽証罪の縛りのなかで、証人喚問に立った籠池氏
に対して、フェイスブックで回答なんてふざけてるとしか思えない。
反論したいというのなら国会で。
安倍昭恵を証人喚問するべきです。

「安倍首相を侮辱した」という理由で籠池氏を証人喚問しておいて
実際に土地の契約や認可を決裁した役人たちは「参考人招致」という
嘘をついてもオッケーな状態で呼ぶのも完全におかしい。
安倍政権のやり方は、おかしい。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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