ゴー宣DOJO

BLOGブログ
泉美木蘭
2017.1.14 08:11

言論の意義を信じよう!

『AERA』の1月16日号に、神社界の特集が載っていた。
日本の神社界については高森明勅先生が絶対的に詳しいはずだけれど、
印象に残った記事について触れておきたい。

日本の神社の神主は、ほとんどが会社員や公務員との兼業で、
よほど名の知られる大きな神社・神宮以外は、ほぼ食えないのだそうだ。
インタビューに答えていた東北地方のある宮司は、三つの神社の宮司を
兼ねているが、神職としての収入は、年間たった数十万円。
これでは設備の補修もままならない。ほとんどは会社員としての給料から
持ち出しだという。
そういえば、311の震災後に取材させていただいた福島県海辺の神社も、
神社運営も大変なのに、地域のために持ち出しの支援を行う場になって
いて、「これからどうなるのか」と悲壮感が
漂っていた。
全国統計でも、神主は3.6社に1人しかおらず、多くの人は、
複数の
神社を掛け持ちしつつ、さらにサラリーマンなどとして働いて、
なんとか運営
している状態らしい。

ひるがえって、参拝客で溢れ返る有名な大きな神社はと言うと、
こちらは神社本庁の関連団体「神道政治連盟」や「日本会議」とベッタリで、
境内で改憲賛同への署名を求めたり、神社庁による、憲法改正を目指す
キャンペーンノボリを立てたりしているという。
そういえば昨年の5月ごろ、神社と氏子組織が改憲賛同の署名を700万筆
集めたと、新聞に載っていた。

小さな神社からすれば、「そんな活動する金とヒマがあっていいですね」
との冷ややかな目線らしいが、
困るのは、神職の人たちが、皇學館や国学院などの神道学科で学び、
大きな神社で
研修を受けたりする時点で、「上には絶対に逆らうな」と
教育されてしまう
ことだという。
神社界では、「神社本庁が考える《伝統》」のみが理想となっており、
神社本庁の方針を批判したり変更したりは一切してはならないという、
全体主義から抜け出せない、と。

さらに、その「神社本庁が考える《伝統》」をプッシュして先鋭化させて
いるのが、日本会議であり、日本会議の役員には、伊勢神宮大宮司や、
神社本庁総長らが名を連ねている。
そしてこれが、男系固執派を強固に支えているんだからまったく腹立たしい。
私の地元最大の名所であるお伊勢さんが、恥ずかしいよ。

一般の小さな神社は、運営に四苦八苦しながら、「大きな神社はいいよね」
と苦い顔をしつつも、神社本庁・日本会議の方針には従順に従っていく。
一般社会とまったく同じだ。
ごく一部の異常な男系固執派・男尊女卑の権力者と、そこに擦り寄る人間
たちに引っ張られて、議論が失われ、極端な意見がまかり通っていく。

やっぱりゴー宣道場ががんばらなければならない。
長いものに巻き取られて「どうせ流れに乗ってなるようになっていく」と
ニヒリズムに陥るのではなく、言論の意義を信じる人々は道場に集い、
大いに
議論していこう!

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「大御心か?権力か?」

平成29年2月12日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

212日(日曜)の「ゴー宣道場」は、

『大御心か?権力か?』と題して、

「生前退位(譲位)」の議論をさらに盛り上げます。

 

ゲストに民進党の細野豪志議員山尾志桜里議員

迎え、大御心に沿う譲位を実現する方法を話し合います。

 

現在、民進党と共産党が譲位は「皇室典範改正」によるべき

と主張しています。

王道を歩むなら党派性は関係ない!

頭山満のように、わしは人格で評価するつもりです。

 

民進党の党勢の復活も、「尊皇心こそが真正保守」という旗を

掲げることにあると、わしは思っています。

細野議員山尾議員の人柄と覚悟を、「ゴー宣道場」に

参加してぜひ知ってほしい。

 

大御心を踏みにじり、権力を盤石にすることの危険性を、

「ゴー宣道場」で大いに議論しましょう。

応募締め切りは21日(水曜)です。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年2/1(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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