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泉美木蘭
2016.10.12 15:30

第三弾:竹田研究会幹事長研究「詐欺師の命はコネと2ショット」

「竹田研究会」幹事長の逮捕、竹田恒泰との関係 (⇒こちら
続報・竹田研究会幹事長逮捕とその周辺 (⇒こちら

助成金詐欺で東京地検特捜部に逮捕された「竹田研究会」幹事長で
「竹田研究財団」常任理事の前山亜杜武容疑者。
追っていくと、とにかくひたすら著名人との2ショット写真が登場する。
自分自身がブラックな人間だから、権力者や著名人の姿を借りて、
『こんな有名人とも仲が良い』
『この権力者からもお墨付きを得ている』

かのように見せかけていたのだ。

詐欺師と知らずに、招かれたパーティー等で前山容疑者と2ショットを
撮ったタレント、芸能人、作家、経営者、アスリート、ミュージシャンなど、
みんな利用されているだけだから、とても気の毒に思うが、

こんな人とも撮影しているし、

こんな人とも2ショット。
特にこの写真は、前山容疑者が《重要な身元証明書》かのように
大切にして自慢気に見せていた様子である。
そりゃあ、時の最高権力者なのだから、詐欺師にとってこんな良い
材料はないだろう。

こんなのもあるんだけど・・・一体どういうシチュエーションなの?
詐欺師はコネとネットワークが命だから、パウエル国務長官と面会できる
ような、なんらかのコネクションを嗅ぎ付けたのだろうけど。

この写真を見て、「へえ、すごい!」と思って、前山容疑者になんらかの
国際的な地位や権威があるかのように勘違いした人が大勢いそうだが、
実は、この構図とまったく同じ2ショットを撮っている人が、何人もいる。

なんなんだこれ。
パウエル国務長官を囲んだなんらかのパーティーで、記念撮影する時間があり、
全員が並んで、ただ順番に撮っただけとしか思えない。
しかし、まったく同じ笑顔で写真におさまるパウエル長官って、プロだなぁ・・・。

ところで、2日間にわたって、逮捕された詐欺師と、竹田恒泰氏との関係を報じた
ところ、記事を読んでこんなわかりやすい図表を作り、ブログを紹介してくれている
人がいた。

すごい。わかりやすい。仕事が早いなあ。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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