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泉美木蘭
2016.8.3 05:10

韓国という見本をもっと見たほうがよい

配信中のライジングで、
新自由主義の見本市・韓国の就職浪人と貧困街
について書いています。
http://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1079042

まだまだすごい現象が起きていて、書いてみたいことが
たくさんあるんだけど、すごすぎて、韓国を嗤ってるように
捉えられると困るので、日本の現状と照らし合わせやすい
ものを抽出して紹介しています。
アメリカと日本、ヨーロッパを比較する本は結構あるけど、
韓国という「見本」をもっと知ったほうがよいと思うのです。

格差社会の末の貧困街問題についても、

「日本にこんな不法占拠のスラムができるわけない」と
別世界のことのように感じる人は多いだろうけど、
そう安心して眺めていられる単なる「対岸の火事」でもない
ように私は感じてしまいます。
ブラジルみたいに、ものすごい数のスラム暮らしの人々に
見下ろされながらでも、軍隊をそこかしこに配置しまくれば、
カネに物を言わせてオリンピックを開催できてしまうような
世界なんだし。

ひたりひたりと忍び寄り、日本を染め上げていこうとする
新自由主義のさまざまな現象を感じ取るにつれ、
実は「嫌韓」の感情って、実態を見落としてしまう落とし穴
にもなり得るのではとも思えてきます。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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