いやーっ、当たったよ! 大当たりしちゃったよ!
宝くじではなくて、生モノに・・・。
いくら大当たりしたからって、そんな勢いよくデトックスせんでも、
という凄さだったよね。
たっぷり12時間、便器と向き合った。
こんなにも我が家のトイレが愛おしく感じられたことはなかった。
うちは古いアパートだけど、入居時に、便器だけはウォシュレットを
とりつけたんだよね。
人肌のぬくもりのような、心地よい便座の温かみ。ほっとするよね。
私の姿を見るなり「さあ、座って」と自動的にフタを広げる純白の便器。
開くのはフタだけで、便座は上がらないところが、女性に優しいよね。
以前すこしだけ勤めていた銀座のバーは、トイレに入ったら、
必ず便座を上げて出るというのが従業員の決まりだったんだよね。
お客様が99%男性だからね。
銀座の高級バーでうんこするお客様あんまりいないしね。
そして、トイレ内がとても薄暗かった。
女子優先じゃないから仕方ないけど、化粧直しがしづらくて大変だった。
きのうはコーンスープとトマトジュースだけで乗り切って、
夜は、店がDJイベントで忙しかったのでいつも通りに出た。
「やつれてる」「くまができてる」などと言われたけれども、
体調の悪化はなく、帰宅するころにはお腹がすきはじめた。
いま働いている新宿二丁目のラテンバーは、
便座のあたたまるウォシュレットトイレなんだけど、女が圧倒的に強い店
だから、便座はつねに下がってるんだよね。
床にこぼした男は、「妖怪ちんちん曲がり」と呼ばれています。
きのうも、酔って散らかしちゃった常連さんが、ママに現行犯逮捕されて、
「あんたのちんちん、右に曲がってんのかい!!」
と、襟首掴まれてトイレに引っ張られてゆき、掃除させられていました。
(あ、右なんだ・・・と思いながら見ていた)
気取る店ではなく、ラテン音楽でパーッとテンションが熱いから、
飲んで踊って、まき散らしてしまうのもしょうがないんだけどね。
トイレのなかも明るい。店のなかで唯一本が読める明るさなのでは。
化粧直しもできるし、掃除しやすくてよいです。
それぞれの店、ずいぶん違う、トイレの物語。集めたらおもしろそうだ。
昨夜は、おそるおそる白米とハンバーグをよく噛んで食べてみた。
それから整腸剤を飲んで眠ったら、今朝はもとにもどった。
お肌がつるつるになっている。一件落着。