今夜は8時から生放送、「女性差別と原発問題」です。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv255166351
お見逃しなく!
今朝、政治ジャーナリストの細川珠生という女性が書いた、
『憲法に「家族条項」の創設を 最大の問題は、日本人の思考だ』
というタイトルのブログをたまたま読みました。
産経新聞や夕刊フジによく寄稿しているらしい。
いわく、
“国民の政治への関心事では、経済や年金、介護、子育てなど、
近視眼的なテーマが常に上位にあり、憲法など国の根幹にかかわること
については、ほとんど関心がない。”
“頻発する児童虐待についても、私は憲法の行き過ぎた個人主義に
その原因の一端があると考えている。”
とのことで……。
この人、政治ジャーナリストなのに、なに言ってんだ?
この人、政治ジャーナリストなのに、なに言ってんだ?
個人主義は、憲法が原因じゃなくて、新自由主義に基づく政策に舵を
切ってしまっていることが原因だと思うんですけど……。
それに、子育ては、「近視眼的なテーマ」と一蹴できるものなのか?
国の「未来」という根幹に直結しているのに?
ブログを読むと、モンスターペアレントや、児童虐待のような酷い親が
増えたのも、「憲法の個人主義」の結果であるとしており、
増えたのも、「憲法の個人主義」の結果であるとしており、
◎こんなに勝手な人間が増えたのは憲法のせい!
◎だから憲法によって家族を固定させるべき!
◎結婚に関して現憲法は「両性の合意にのみ基づく」=つまり当人さえ
よければよいという自由を協調している。こんなゆるい憲法はダメ!
◎国民は憲法をもっと意識して憲法を守るべき!
よければよいという自由を協調している。こんなゆるい憲法はダメ!
◎国民は憲法をもっと意識して憲法を守るべき!
というめちゃくちゃな論法で、
“「家族条項」の創設を主張したい。
そこでは、親の、子の養育に対する責任と健全な家族を維持する
努力を今より強く謳うべきと考える。”
と結論付けている。
もう一度書くけど、この人、政治ジャーナリストなのに、なに言ってんだ?
もう一度書くけど、この人、政治ジャーナリストなのに、なに言ってんだ?
憲法は国家権力を縛るもの、という大原則が全く分かっていないし、
じゃあ大多数の、虐待しない、モンスターじゃない、きちんと子育てしている
人々は、規則に縛られているからそれができているとでも言うのか?
調べてみると、この細川珠生という人物は、2014年、東京都議会で妊娠や出産
についての問題を取り扱う議場において、女性議員に対して
じゃあ大多数の、虐待しない、モンスターじゃない、きちんと子育てしている
人々は、規則に縛られているからそれができているとでも言うのか?
調べてみると、この細川珠生という人物は、2014年、東京都議会で妊娠や出産
についての問題を取り扱う議場において、女性議員に対して
「お前が早く結婚しろよ」「産めないのか」などと女性蔑視のヤジが飛んだ問題で
雑誌『正論』において、八木秀次、鈴木章浩らとの座談会に参加し、
こんなコメントを残していた。
雑誌『正論』において、八木秀次、鈴木章浩らとの座談会に参加し、
こんなコメントを残していた。
「私は30歳で結婚し、36歳で長男を産んだのですが、その間、『早く子どもを』と
よくいわれました。(略)少なくとも世間一般はそう思うのですから。
まして塩村さんは公人である以上、そこは受け止めるべきではないでしょうか」
よくいわれました。(略)少なくとも世間一般はそう思うのですから。
まして塩村さんは公人である以上、そこは受け止めるべきではないでしょうか」
「正直言って、私は、塩村さんは35歳というご年齢ですから、まず、結婚して
子どもを産むことを、議員活動よりも優先した方がよいと思います」
なんだよ、細川珠生って、女性蔑視のヤジ議員と同じだったのか。
母親であり、政治ジャーナリストであるはずの女性がどうしてこうなってしまうのか。