ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2015.11.2 04:47

温度管理がむずかしい…えっ、仮装したのかって?

冷えるなあ。
まだ早いかなとは思いつつ、ガスファンヒーターをつけたんだけど、
今度は部屋が温まりすぎて、ライジングの原稿を書きながら眠気に
襲われてしまいました。
道場打ち合わせの際、風邪ウイルスに対して毛穴からのフォースで
戦っておられる小林よしのり先生から
「指の股を念入りに洗うように」
と言われていたので、あえて冷たい水で指の股を冷やしてゴシゴシ
してみたり。
でも、満員電車で移動しなきゃならなかったり、客商売したりの身だと、
どうしてもウイルスに身を晒されてしまうしなあ。
なるべく移動時はマスク着用で関西に備えたいと思います。

ハロウィンに仮装したのかって?
去年はお店当番の義務でAKBの衣装を着たし、それを再利用して
生放送にも出た記憶があるけど、今年はしなかった。
近隣のお店の人も言っていたけど、
去年までは、どちらかというと、店側がお客さんの気分を盛り上げる
ために、店員を仮装させたりして演出していたんだけど、
今年は、「仮装で出歩くのがますます当たり前」になったので、店側は
逆に普通に営業して、来店するお客さんによって店内が晴れやかに
デコレーションされてゆくのを一緒に楽しむ、という感じになった。

渋谷、歌舞伎町から流れて来た人たちも言っていたけど、
やっぱり新宿二丁目の仮装はクオリティが高くて面白かったと思う。
頭に手づくりのビデオカメラをかぶってタキシードを着込んだ男性は、
映画館で上映前に流れる「映画泥棒」。
RECの赤いランプもきっちりと点灯していて、パントマイムもうまかった。

全身に電飾をほどこしたドレスを着て歩いていたドラァグクイーンの男性。
あれってドレスの中にどんだけバッテリーぶら下げてるんだろう、
すごく重いはずだよなあと思いながら見ていたけど、
見物人との写真撮影に笑顔で応じて通りを歩き続けていたから、
サービス精神に関心してしまった。

サンリオのキキララを一から手縫いで作ったというレズビアンのカップル、
努力が凄すぎる。
全身に肉のドレスを纏ったレディ・ガガに扮した女性は、スーパーマリオ
に扮した人たちが道路いっぱいに広がって記念撮影しているところへ
通りかかり、自分が映り込まないよう、恐縮しながら脇を歩いていった。
もっと堂々とマリオの団体へ突っ込む勢いでいて欲しい。

個人的に良かったのは、巨大なボーリングのピンに扮したゲイの3人組。
二丁目のメイン通りを練り歩き、タクシーが通ると、歩道にばらばらっと
倒れていた。
離れた所から見ていると、タクシーがストライクをとったように見えて、
とても面白かった。欽ちゃんの仮装大賞を見たような気分だ。
楽しかった。

原稿にもどろっと。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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