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小林よしのり
2018.4.22 01:49メディア

組織に個を埋没させる日本人


関口宏のワイドショーで、福田事務次官のセクハラ

問題をあつかっていたが、青木理が女性記者を庇って

詭弁を弄していた。

和製リベラルの限界が露出していて、全然、腑に

落ちなかった。

 

ところが、爆笑問題のワイドショーでは、同じセクハラ

問題に対して、その感想の数々が納得できるものばかり

で驚いた。

特にデーブスペクターが、アメリカでは個人が名乗り出て、

告発するものだと言ったのには、感心した。

やっぱりそうだったか!

個人主義の確立した欧米では、組織に隠れて告発するはずが

ないと思っていた。

 

日本人はどうしても組織に個を埋没させる。

それがいいことだと思っているから情けない。

日本人は何十年、何百年経っても、どうしても八つ墓村の

住民なんだろうか?

『脱正義論』を読んだはずの『ゴー宣』の読者でさえそう

なのだから、日本人は変われないのかもしれない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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