4月8日(日曜)の第71回「ゴー宣道場」は憲法学者・
山元一教授をゲストに迎え、国民としての自覚を促す
有意義な議論が繰り広げられた。
道場終了後に次々と返ってくるアンケートに、ひと言、
感想を添えて紹介する。
◆山元先生の言う憲法は学者のものではなく、国民の為の
ものだから、国民が考える為に国民が学ぶ、そんな当たり
前の事に納得させられる自分に気がつけて、今回参加
できて良かったです。
また、高森先生の話で、天皇の事だけでなく、憲法の話
も、今後の日本の歴史における転換点として重要な事だと
認識させられました。
(埼玉県・46歳男性・会社員)
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憲法は国民のモノだが、国民から遠ざけようとする権力者
や、憲法学者もいる。
「ゴー宣道場」に出てくださいと丁重にお願いしても、
断る憲法学者もいる。
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◆「ゴー宣」とは憲法である、との出だしの発言にうなら
されました。
もっとこういう場が増えてどこでもどんどん憲法論議を
していった方が良い、と。やっていこうと思います。
現在の憲法は「建国ノ体ニ基キ」になっていない。
しかし日本の伝統とは何か、というと因習とまちがって
しまうことがあるので注意が必要ということも憲法に
ついて考えることの難しさと重要さを実感できました。
(東京都・51歳男性・自営業)
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『ゴー宣』は憲法を論じているとまで言ってくれる学者
は山元一教授くらいかもしれないが、この学者の偏見を
持たない知的誠実さ、頭脳の柔軟さ、イデオロギーに
囚われない考え方、その全てが出ているということを
認識した方がいい。
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◆山元先生のレジメがとても簡潔で、憲法の議論は学者
の範疇だけでなく、広く国民の中であるもので、
専門家・学者は正しい情報・理論をその時々に伝えていく
という姿勢に、マスコミ等で登場する学者の方々と違う、
本当の学者が目の前にまた1人あらわれたと思いました。
(埼玉県・44歳男性・地方公務員)
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国民の知的欲求を権威で否定する憲法学者もいる中で、
山元一教授は見事ですね。
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◆山元先生のお話は短い時間でしたが、大変わかりやす
かったです。
小林氏より天皇制のお話が出ましたが、私にとっては、
あまり考えたことのない事がらだったので、自分に
とっての天皇制について真面目に考えてみたいと思い
ました。
(東京都・63歳女性・主婦)
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わしの『天皇論』シリーズを読んでください。
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◆山元先生のレジュメに皇后陛下のご感想が全文紹介
されているのに驚きました。
憲法議論はすべてこのお言葉に基づくべきだと思い
ました。
同じく紹介された現行憲法前文に法的執行力はないが
道徳的、教育的効果はあるといったお話と、それに
関する議論がすごく興味をひかれました。
よしりん先生の死者や将来生まれる人々も含めた
民主主義というお話にハッとさせられました。
(広島県・47才男性、技術士)
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国民という言葉を定義し直さなければ、瞬間風速で
大衆化した者たちによって、天皇制は破壊され、
民主主義は独裁に変貌してしまう。
死者も含めた民主制を憲法に盛り込むべしと思う。
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◆今の日本は人治主義だし、独裁国家だし、ひどい
状態だと思う。それに気づいてないことも問題。
たかが森友じゃない。
あれで政権がとばないのがおかしい。
大統領を弾劾した韓国の方が立派じゃないかと思う。
きちんと権力をしばる立憲的改憲が必要だと思いました。
(神奈川県・36歳女性・会社員)
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安倍政権は「縁故主義」の政権であり、それは韓国と
全く同じです。
なんでネトウヨが安倍夫妻をヘイトスピーチしないのか
不思議ですね。
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◆憲法の前文に中韓に似た国の歴史についての記述は、
私も必要ないと思います。
安倍自民党の「美しい日本」という価値観の押しつけが、
憲法にまで及ぶことはとても容認できません。
特定の政権支持層に偏った改正は、国民全体では不利益
をもたらすと思います。
(東京都・57歳男性・自営業)
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憲法に入れたい価値観は、日本の歴史を通じて普遍的な
ものでなければならず、それが因習か伝統かという点検
が必要になる。
そして、永久憲法を作ろうと考えるべきではないし、
基本的には憲法は国民を縛るものではなく、権力を
縛るものという点は絶対に押さえておかねばならない。
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◆山尾議員の、自民党の憲法改正案のたくらみ、
公明党や国民に対する“だまし”のテクニックの説明が
おもしろかった。
本当に頭の良い人達が手を尽して自分の目的を果たそう
としている世界なんだなぁと恐ろしく感じた。
(長野県・39才男性・福祉)
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永田町にいない国民を騙そうとする政治家には監視の
目が必要だな。
山尾議員はそこを法律の専門家だから、国民の前に
暴いてくれる。こういう政治家は必要だろう。
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◆日本の民主主義はフランスとそんなにかけ離れてない、
60点だからって卑下することはないというお話は、
確かにと思いましたし、勇気をもらいました。
13条の「個人として尊重される」をエゴイズムと
勘違いしている自民党ネトウヨ議員はやっぱり「個と公」
がテーマの『戦争論』を読み直すところからやり直して
ほしいです。
(東京都・40歳男性・CGデザイナー)
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山元教授のこの発言は重要で、なぜ民主制を徹底させた
フランスが、民主制を移植した日本と同レベルになる
のかという問題が発生する。
安心していてもだめだろう。
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◆おぼっちゃまくんのサイン入り文庫本セットが
買えなかったことが残念です!
会場の時間より早く来たのに!
子供の頃はテレビで観れなかっただけに買いたかった
です。
(神奈川県・37歳男性・アルバイト)
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アニメは声優が素晴らしかったが、絵の質が変化する
のが気になった。
買いたいと思ってくれた人がたくさんいたのは嬉しい。
カラー色紙はわしも、スタッフも誰も持っていない。
わしが欲しいけど、自分のためには描く気がしない。
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◆回を重ねるごとにどんどん内容が深まっていって
いるのを感じます。
印象的だったのは、山元先生の「『象徴』という言葉を
一番考えていたのは憲法学者ではなく今上陛下だった」
というお言葉、そしてよしりん先生の「天皇制があれば
本当の伝統は守られる」「天皇制は独裁の歯止めとして
残すべき」というお話、高森先生の「天皇という存在は
リベラル的価値を体現しうる」というお話を聞いて、
やはり日本には憲法を語る上でも天皇という方をなく
しては成立しない、本当に大きな存在なのだという
ことを再認識しました。
(長野県・39歳女性・会社員)
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天皇を第一章に持ってきたGHQはある意味、えらいね。
読売新聞の憲法草案は、第一章が国民主権で、天皇は
あとの方だった。馬鹿だね。
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◆女性の方の質問に心打たれました。個人の肌感覚から
の考察に感心しました。
「個人」「人」って差があって、それぞれ定義されて
いるという事で、言葉は大事だと思いました。
(東京都・42歳男性・会社員)
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あの女性はなかなか優秀な人だ。
「個人」という言葉が他の国の憲法にはないというのは
驚きだったな。
一神教の欧米では個人主義は当たり前だろうし、
日本のエセ保守連中は、個人主義と私人主義の区別が
ついていない。
「個」と「公」は、わしの『戦争論』のテーマだったが、
読解して、考えてくれた読者は恐ろしく少ない。
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◆日本国憲法の前文については、確かに理想的で立派な
事が書いてあるとたいして深く考えず思っていました。
しかし、本日よしりん先生が指摘された「政府の行為に
よって再び戦争の惨禍が起きることのないようにする
ことを決意し」の部分は、その通りだと思いました。
と同時に先の戦争を決意したのは道義的な観点から言え
ば正しいとは言えなくとも、少なくとも間違っていた
とは一概に言えないと思います。
それこそ自衛のため、アジア解放のためであったと
信じています。
間違ったのは戦争のやり方、戦術的な部分、終わらせ方
なのではないでしょうか。
もし、昭和18年で終わらせることができたら、
この戦争で亡くなった方の9割は死ぬことはなかった
ことからも、そう言えると思います。
この先、戦争は絶対にするべきではないと考えますが、
今の私達があの戦争を始めたのは間違いであったと言える
資格はないと思います。
(千葉県・53歳男性・自衛官)
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「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起きることの
ないようにすることを決意し」の部分には、政府・軍部と、
国民を分断するアメリカの意図(イデオロギー)が注入
されているのです。
わしの考えでは、あの前文は欺瞞だらけで、自分の健康を
維持するためには読まない方がいいと思っています。
今の「属国民」にあの戦争を批判する資格はないという
のは、わしと同意見です。
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◆1.山元先生の判りやすい講義から始まって、山尾先生
の高度な政治的読み合いまで、平易の部分から「背のび」
の部分まで、幅広く憲法について学べた。
2.小林先生は華があった。他の方々も、特に女性が
華があった。
3.泉美先生、笹先生は、感覚的なことになってしまうが、
信頼できる方という印象を受けた。
4.山尾先生は力強い声で、頼もしさを覚えた。
倉持先生も、才気あふれる感じがした。
高森先生は面白い人だ。
5.これで1000円は安い。
この高度な議論を3hも聴けて1000円は破格。
値段抜きにしても、非常に好感がもてる講義。
(東京都・39歳男性・会社員)
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新規の人だろうが、全体を見る観察が面白い。