ゴー宣DOJO

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高森明勅
2018.4.14 22:00

高村正彦氏の「立憲主義」

憲法改正を巡って、政府・与党サイドの最強の理論家は
恐らく高村正彦氏だろう。

衆院議員を引退した今も、
自民党副総裁で同党憲法改正推進本部特別顧問。

彼がインタビューに答えている(『中央公論』5月号)。

インタビュアーは若手の憲法学者で九州大学准教授、
6月の九州ゴー宣道場のゲストでもある井上武史氏。

このインタビューから分かるのは、
高村氏の本音が自衛隊「違憲」
論らしい事。

「どうしても文言と実体にはカイ離がありますよね。
もし、憲法の文言と自分たちがいいと思っている『自衛隊合憲』
にカイ離があったら、それをなくそうとするのが、『立憲主義』
じゃないでしょうか」

「真の立憲主義者なら、我々が自衛隊は合憲なのだから
それに合わせて憲法の条文を変えよ
う、と言っているのに
反対するはずありません」

これらの発言は、以下の考え方がベースになっているはず。

自衛隊は「憲法の文言」に照らして“法的には違憲”。

だけど、わが国を取り巻く国際環境などの現実を見れば、
どうしても“
政治的には合憲”にしなくてはならない、と。

普通、「自衛隊は合憲」なら、
わざわざ「憲法の条文を変えよう」とは、
ならない。

既に「合憲」であれば、改めて「変え」る必要が元々ないからだ。

又、自衛隊の存在に「合わせて憲法の条文を変え」る
必要があるというのは、
今のままだと「条文」に抵触する、
つまり端的に言って「違憲」
だから。

その本音は、こんな発言にも現れている。

「(9条)2項の文言だけを取り出してみれば、
自衛隊は違憲とならざるをえません。
理論的に言えば2項を削除したほうがいいのでしょうが、
今の国民意識では、2項削除は無理なんですよね」と。

だから政治判断として、「今できる一番良いこと」は
自衛隊についてきちっと条文に明記することによって、
自衛隊の合憲性についての“神学論争”にはピリオドを打っておく」
との主張になる。

しかし、9条2項の「戦力不保持」規定をそのまま残せば、
残念ながら「
神学論争」は終わらない。

しかも高村氏には、自衛隊が現状「半人前」の
“非”軍隊(つまり個別的自衛権すら事実上、
十全に行使できない制約下にある)という現実への問題意識が皆無。

これではまともな改憲論議にはならない。

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「安倍暴走を立憲主義なら糾せる!

平成30年5月3日(木・祝)午後2時 から
『目黒区中小企業センターホール』 にて開催します。

「目黒区中小企業センターホール」
(住所:東京都目黒区目黒2-4-36)は、
JR山手線・東急目黒線・都営三田線・東京メトロ南北線
『目黒駅』 より徒歩12分、
東急東横線・東京メトロ日比谷線『中目黒駅』 より徒歩17分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

目黒区中小企業センターのHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の地図を印刷し、持参されることをオススメします。
また電車以外のアクセス方法も記載されておりますので、ぜひご確認ください。 )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

53日(木曜)憲法記念日に開催する「ゴー宣道場」は

「拡大版」としてお祭りのように行う。

『安倍暴走を立憲主義なら糺せる!』

をテーマとして掲げる。

 

ゲストは井上達夫氏伊勢崎賢治氏山尾志桜里氏

そして枝野幸男氏が来てくれるはずだ。

この参加応募締め切りが422日(日曜)でもう時間がない。

会場は目黒区中小企業センターホールで、400人も収容できる。

たった2週間弱、あと13日で400人も集まるのかというのが大問題だ。

 

イベントなので、特別なプレゼントなども考えている。

伊勢崎氏のトランペットの腕前が相当凄いらしい。

披露してもらおうかと思っている。

 

従来の護憲派・改憲派の、動員された運動家の集まりでなく、

一般客が集まって、楽しく「立憲的改憲」を論じようという狙いだ。

マスコミ関係者の取材も歓迎だ。

 

日数がない。家族や友達も伴って、ガンガン応募してくれ!


当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成30年4/22(日) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

次回の開催予定

第119回

第119回 令和6年 11/2 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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