ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2018.4.8 16:14

たくさんの気づきを得た道場でした

本日のゴー宣道場、山元先生の基調講演が

非常にわかりやすく、海外の例を引きながら

「憲法のあり方」を考える良い機会になりました。

 

冒頭、「憲法は憲法学者のものではなく、

国民のものだ」という山元先生のお言葉は、

ハッとしたし、気持ちが引き締まりました。

国民のもの・・・まさにその通りだと思うし、

その場所こそゴー宣道場なのだと思います。

 

また憲法前文については考えたこともなかったので、

師範方の意見も踏まえつつ「なるほどなあ」と

考えを深めていくことができました。

 

国民の総意という場合、「死者を含めた民主主義」を

考えなければならないという小林先生の言葉も至極納得。

またそれが97条に表れていると思うという

山元先生のお言葉も印象的でした。

 

7条

この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、

人類の多年にわたる自由獲得の試練に堪へ、

現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない

永久の権利として信託されたものである。

 

一方、山尾議員の自民党案についてのお話も、

これまたリアルで、言葉尻ひとつ取っても

そこに別の思惑が隠されていたりして、

とてもじゃないけど素人には手に負えないなあと思ったり。

でもトカトントンが鳴っている場合ではないので、

どんなフレーズが危ないのか倉持師範に聞いたところ、

条文に「その他」とか「等」といった言葉が入っていれば

「そこに何かある」と思ったほうがいいだろう、とのこと。

ふむふむ。

 

質疑応答もじつに中身が濃く、打ち上げの席では

山元先生も驚かれていらっしゃいました。

たくさんの「気づき」を得たひととき、

あっという間でした!

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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