ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2018.3.28 03:44

権力の愚民化政策に抗せよ

昨日の証人喚問、私もテレビで見ていたけど、

佐川氏は安倍首相と昭恵氏の関与を明確に否定した以外は、

ほとんど何も答えていないに等しいか、あるいは

「刑事訴追のおそれがありますので」と、

表情ひとつ変えずに答弁していた。

ハイライトは午前中の共産党の小池氏が

「これ以上聞いたって意味ないよ!」と

ブチ切れたところと、午後の立憲の逢坂氏が

「あなたも被害者だ」と情に訴えかけたところか。

森友問題、まだ続くだろうし、続けなければいけないと思う。

これをうやむやにしてしまえば、私達は権力の暴走を

許すことになる。その権力は、腐敗しきっている。

 

森友決済文書の改竄を行ったことは明るみに出たけれど、

たとえば集団的自衛権の行使を容認した内閣法制局は

議員と協議した際の記録を残しておらず、

どういう経緯で解釈を変更し「行使容認」になったのか、

その経緯は明らかになっていない。

国民は知らされていないのだ。

知らない間に、勝手に憲法解釈が変わり、物事が決まっていくのだ。

戦後、これほどまでに国民が「蚊帳の外」で

ないがしろにされ、無視されたことがあったか。

「どうせ、わかりゃしないでしょ」と見くびられたことがあったか。

 

その権力は、「通信と放送の融合」とか「規制緩和」などと言って、

放送事業の見直しをしようとしている。何の規制もない、

好き勝手なことを言い散らかすネット番組の参入を認めれば、

「国民総ネトウヨ・ネトサヨ化」である。

互いに罵詈雑言を浴びせるだけの分断が起きる。

外国資本の参入も認められるようになったらどうなるか。

この件を一番熱心に報じている読売新聞は中国の脅威を

言い立てるけれど、私は米資本の参入を懸念する。

アメリカ万歳!アメリカについていけば百年安泰!

こんなことを刷り込まれていけば、今だってアメリカの属国に

等しいのに、完全にアメリカの植民地と化すのではないか。

いずれにしろ、これも国民を分断させる結果を招く。

そうなったら、権力はますます愚民化政策を意欲的に打ち出すに違いない。

 

森友問題で改憲問題はかすんでいるけれど、

改憲が必要なことには変わりはない。

権力の腐敗と、改憲の問題は表裏一体なのだ。

憲法は本来、国家権力を縛るためのものであるし、

憲法について考えることは、権力を含めた

国家のあり方を論じることでもあるからだ。

 

次回のゴー宣道場は「権力の腐敗と立憲主義」を

テーマに話し合う。

応募の締め切りは今日です。

愚民化に抗する気持ちが少しでもある方はぜひご参加を!


「権力の腐敗と立憲主義

平成30年4月8日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

48日(日曜)14時から「ゴー宣道場」を東京で開催する。

特別ゲストは憲法学者・

山元一 慶應大学教授である。

テーマは「権力の腐敗と立憲主義」とする。

 

現在の「アッキード事件」による権力の腐敗は、

もう目も当てられない。

一人の権力者が自分の妻すらコントロールできずに、

国有地をタダ同然で売り払い、妻を擁護したいという

「私的エゴ」を貫徹するために、財務省に文書改ざん

という重大犯罪を惹起させたのである。

 

憲法というものは、国家体制の根源に関わる重大犯罪すら
防げないものなのか?

この国はそもそも「法治主義」なのか、「人治主義」

なのかという疑問すらぬぐえない状態になってきた。

一体、立憲主義に意味があるのか?

 

山元教授をお招きして、今の権力の腐敗を論じると共に、

憲法の意味そのものにも立ち入る議論を行いたい。

 

もちろん山尾志桜里議員も登壇する。

 

参加申し込みの締め切りは328日(水曜)である。

奮って応募せよ!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成30年3/28(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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