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小林よしのり
2018.3.27 14:00日々の出来事

佐川の証人喚問の感想


権力とは凄いものだ。

佐川のあの何が何でも安倍夫妻と官邸を守り抜くという

姿勢は、すでに官邸との間で裏取り引きが成立している

としか思えない奇妙さだ。

 

超明確に官邸の関与を否定し、あとは「刑事訴追の恐れ

あり」でいっさい答えない。

 

公文書改ざんという民主制の信頼感覚を根底から揺るがす

大犯罪の原因究明に、せめてお役に立って「公僕」として

去って行こうという一片の矜持も見せなかった。

 

露骨と言えばあまりに露骨な答弁は、佐川にとって

どんな利得が約束されているのだろう?

 

大阪地検特捜部にもこれからは監視の目を向けておく

必要がある。

権力は本当に恐ろしいものだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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