よしりん辻説法「寝耳に#MeToo」
の感想、門弟メーリングリストから
ご紹介します!
よしりん辻説法「寝耳に#MeToo」、
大変興味深く読ませていただきました。
大変興味深く読ませていただきました。
『男が痴漢になる理由』(斎藤章佳)という
本に「痴漢は性欲ではなく支配欲」という
ことが書かれていたのですが、今回の
辻説法と共通する点があるように思います。
本に「痴漢は性欲ではなく支配欲」という
ことが書かれていたのですが、今回の
辻説法と共通する点があるように思います。
痴漢に遭いやすいのは魅力的だったり
セクシーだったりする女性ではなく、小柄、
大人しそうといった傾向があるということも
書かれていて、とても納得できるものでした。
要するに抵抗できなさそうな相手を
狙っていくのだ、と。
セクシーだったりする女性ではなく、小柄、
大人しそうといった傾向があるということも
書かれていて、とても納得できるものでした。
要するに抵抗できなさそうな相手を
狙っていくのだ、と。
斎藤章佳によると、支配欲の強さというのは
(斎藤氏自身も含め)すべての男性に
共通する心理的な傾向でもあるそうです。
いわれてみれば、私にもそういう心性が
あることは自覚できるし、中高の部活での
後輩いびりなども、少なくとも学年による
上下関係を利用するものは、男子校の方が
女子校よりも顕著だろうと想像します。
(斎藤氏自身も含め)すべての男性に
共通する心理的な傾向でもあるそうです。
いわれてみれば、私にもそういう心性が
あることは自覚できるし、中高の部活での
後輩いびりなども、少なくとも学年による
上下関係を利用するものは、男子校の方が
女子校よりも顕著だろうと想像します。
被害者が訴えずに泣き寝入りしてしまうケース
が多いことやその理由(男性の警察官に性被害の
ことを話すことに躊躇いがあること、周囲から
責められることへの怖れ、自身を責めてしまう
ことなど)についても、『Black Box』に
書かれていた伊藤氏本人の事件後の行動や、
今回#MeTooの告発をしている女性たちが
「そのとき抵抗できなかった」という点に
通じるものがあると思います。
が多いことやその理由(男性の警察官に性被害の
ことを話すことに躊躇いがあること、周囲から
責められることへの怖れ、自身を責めてしまう
ことなど)についても、『Black Box』に
書かれていた伊藤氏本人の事件後の行動や、
今回#MeTooの告発をしている女性たちが
「そのとき抵抗できなかった」という点に
通じるものがあると思います。
ワインスタインも山口敬之も、被害者に
惹かれていたのではなく、相手を支配する
ことで快感を覚えていたのでしょう。
彼らが好きなのは女ではなく自分の権力
なのだと、今回の辻説法を読んで思いました。
惹かれていたのではなく、相手を支配する
ことで快感を覚えていたのでしょう。
彼らが好きなのは女ではなく自分の権力
なのだと、今回の辻説法を読んで思いました。
山口を庇っている安倍も、山口自身への
友情がどうこうよりも、自分が権力で
行政や司法を(皇室も!)思い通りにできる
ことに快感を覚えているではないでしょうか。
友情がどうこうよりも、自分が権力で
行政や司法を(皇室も!)思い通りにできる
ことに快感を覚えているではないでしょうか。
要するに安倍晋三とは、国家に付きまとって
いる痴漢なのだ、と思うようになりました。
いる痴漢なのだ、と思うようになりました。
よしりん先生の高校時代のエピソードも
大変興味深く、とても説得力のある
性教育だと思いました。
大変興味深く、とても説得力のある
性教育だと思いました。
一方で、疑問もあります。
「男は精子でものを言っている」という
教育をするのなら、まず対象となるべきは
被害者となりうる女子生徒ではなく、
男子生徒ではないでしょうか。
「男は精子でものを言っている」という
教育をするのなら、まず対象となるべきは
被害者となりうる女子生徒ではなく、
男子生徒ではないでしょうか。
思い返すと、私の2人の姉は高校に進学した
頃から社会人になるまで、「帰りが遅い」
「夜道を歩いて帰るな、バスに乗れ」
「一人で長距離をタクシーに乗るな」という
注意を両親から頻繁に受けていました。
娘が被害に遭わないようにという、親として
当然の心配であったと思います。
頃から社会人になるまで、「帰りが遅い」
「夜道を歩いて帰るな、バスに乗れ」
「一人で長距離をタクシーに乗るな」という
注意を両親から頻繁に受けていました。
娘が被害に遭わないようにという、親として
当然の心配であったと思います。
しかし考えてみると、両親は息子(私)に
対して「性犯罪の加害者にならないように」
という心配を全くしていなかったように
思います。私が親から信用されていたから
ではありません。他の理由で叱られたり
心配をかけたりした経験は数えきれないほど
あるので。そうなる可能性というのが、
そもそも念頭になかったのでしょう。
私は幸い性犯罪に手を染めたことはありません
が、実際に加害者になった男たちの両親も、
私の親と同様その可能性を考えたことはなく、
事件を起こした後で「うちの息子がまさか」
と驚いているのではないでしょうか。
が、実際に加害者になった男たちの両親も、
私の親と同様その可能性を考えたことはなく、
事件を起こした後で「うちの息子がまさか」
と驚いているのではないでしょうか。
もし誰彼構わず噛みつくバカ犬を放し飼いに
している者が近所に住んでいたら、
近隣の住民は「いかに犬から身を守るか」を
考えるでしょうが、その前に飼い主に
「ちゃんとしつけろ」「繋いで飼え」と
要求するはずです。
している者が近所に住んでいたら、
近隣の住民は「いかに犬から身を守るか」を
考えるでしょうが、その前に飼い主に
「ちゃんとしつけろ」「繋いで飼え」と
要求するはずです。
しかし、こと男が内に飼っているバカ犬に
関しては「どうすれば被害を避けられるか」
ばかり講じられ、飼い主としての心得を
身につける機会がほとんどありません。
関しては「どうすれば被害を避けられるか」
ばかり講じられ、飼い主としての心得を
身につける機会がほとんどありません。
私は社会人になり、いちおう中間管理職に
なって初めて「セクハラ・パワハラを
犯さないために」という研修を受けました。
そのときになって、過去の自分の言動で
「あれは相手に嫌な思いをさせていた
だろう」と思い当たることもありました。
「あれは相手に嫌な思いをさせていた
だろう」と思い当たることもありました。
それこそ、よしりん先生の高校で女子生徒が
受けたような性教育を、男(少年から老人
まで)こそ受けるべきではないでしょうか。
受けたような性教育を、男(少年から老人
まで)こそ受けるべきではないでしょうか。
・『いい女』と思っているのは本当にお前の心か?
お前の精子と支配欲が思っているんじゃないのか。
お前の精子と支配欲が思っているんじゃないのか。
・拒否しないのは脈があるからだと思うな。
周囲に気を遣っているのか、断りづらい
という可能性を忘れるな。
恐怖で拒否できないこともあるぞ。
周囲に気を遣っているのか、断りづらい
という可能性を忘れるな。
恐怖で拒否できないこともあるぞ。
・イヤよイヤよはマジでイヤ!
・イヤと言えないイヤもある!
こういうことを、少年のうちから老人になる
まで、男は学ばなければならないでしょう。
まで、男は学ばなければならないでしょう。
車をちゃんと停止させられない者が運転を
してはならず、犬をしつけられない者が
犬を飼ってはいけないのと同様、獣性を制御
できない男には、男として生きる
資格がないのだと思います。
してはならず、犬をしつけられない者が
犬を飼ってはいけないのと同様、獣性を制御
できない男には、男として生きる
資格がないのだと思います。
#MeTooは主に女性が告発者ですが、
パワハラ、いじめ、差別などは男性でも
被害者になりうるものであり、
力関係を利用した理不尽な扱いが起こる構造、
被害を告発しにくい状況、被害者が
責められる風潮などについて考えると、
男にとっても他人事ではないと思わされます。
パワハラ、いじめ、差別などは男性でも
被害者になりうるものであり、
力関係を利用した理不尽な扱いが起こる構造、
被害を告発しにくい状況、被害者が
責められる風潮などについて考えると、
男にとっても他人事ではないと思わされます。
無自覚に加害者にならないためにどうするか
という点についてもですが、被害者として
声を上げず我慢してしまうことや傍観者
としてやり過ごすことは、自分より若い世代に
理不尽を押し付けることになる。
これまでも今も、多くの女性が立場や周囲への
配慮として我慢してしまってきていることは
理解できるので、そうしてしまうことを
責める意図はありません。
配慮として我慢してしまってきていることは
理解できるので、そうしてしまうことを
責める意図はありません。
しかし、「下ネタにも合わせられるのが
大人の女性」や「軽く受け流すのが賢い対応」
というような考えに対しては、「それは違う」
と言いたくなります。
大人の女性」や「軽く受け流すのが賢い対応」
というような考えに対しては、「それは違う」
と言いたくなります。
それは結局、セクハラ野郎にとって最も
都合の良い対応です。性犯罪の被害者が
泣き寝入りすることと同様、加害者を野放しに
して、次の被害者を生む結果になります。
都合の良い対応です。性犯罪の被害者が
泣き寝入りすることと同様、加害者を野放しに
して、次の被害者を生む結果になります。
おかしいものに「おかしい」と
声を上げることは、次世代への
責任であるはずです。
声を上げることは、次世代への
責任であるはずです。
その点で、伊藤詩織さんや今回#MeTooの
声を上げている被害者に敬意を覚えています。
声を上げている被害者に敬意を覚えています。
(しんやさん)
男の側の心理・生理の問題は
確かに見過ごされてきた盲点だと思います。
速やかに、真剣に検討されなければ
ならないことだと思います。
小林よしのりチャンネル
オドレら正気か?#10
「#MeToo」運動について
動画を本日午後配信の予定です!
笹幸恵さんも参戦して
白熱&爆笑のうちに
本質を抉り出す!
生放送を見逃した人も、
もう一度見たい人もぜひどうぞ!