山尾志桜里氏が言う通り、9条2項を残して、
自衛隊の合憲違憲の論争に終止符を打つことは
できない。それはその通り。
自衛隊は戦力ではなく、実力だと詭弁を弄しても、
「実力」なんて言葉は日本語としてもおかしいし、
外国人は意味が分からないだろう。
「実力」とは何か?
「わしには実力がある」と言っても何の実力か分から
ないだろう。
「わしには、漫画を描く実力がある」と言えば分かる。
同様に、「自衛隊には、侵略軍と戦う実力がある」と
言えば分かるのだ。
従って「戦う実力」=「戦力」になる。
9条2項が禁じている組織を日本国は持っているのだ。
だが、安倍首相が憲法の「議論」を促しているのは、
まったく正しい。
「徹底的な議論が必要で、その場は憲法審査会だ。
どのような条文を書くか、私は国会に任せる。私が
一石を投じたことで皆さん方もこうやって議論を
始めたわけだから、ぜひ議論を深めていただきたい」
安倍首相のこの言葉は間違っているか?
議論は民主主義の基本である。
議論をしたくないというのは、民主主義の否定。
堕落でしかない。
野党の方から、わしに反論があれば、ぜひ言って
ほしい。
なんなら公開討論に応じよう。