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小林よしのり
2018.2.14 12:18日々の出来事

山尾志桜里に国会で質問させろ!


立憲民主党の枝野代表が安倍首相に質問していた。

「現憲法下でも自衛隊は合憲である」

「国民投票で否決されても、自衛隊は合憲である」

だったら850億円も税金を使って、国民投票することに

意味があるのか?

それが枝野氏の質問だ。

 

枝野氏は国民投票を妨害したいだけのように聞こえる。

だが、枝野氏は奇妙だ。

集団的自衛権を認めた安保法制は「違憲」だと主張して

いたはずだ。

ならば枝野氏は、現在の「違憲状態の憲法」を放置した

ままで、いいのだろうか?

それは「立憲主義」の否定ではないか!

 

わしは「憲法典」より「立憲主義」の方が、価値が上だ

と思っているから、「立憲主義を貫徹する憲法案」

出して、憲法審査会で勝負するのが筋だと思っている。

 

「安倍政権下の憲法改正は許さない」というのは、

幼児の駄々コネだ。

大人なら、プロの政治家なら、「安倍政権下で立憲主義を

貫徹させる」ための戦いをすればいいだけではないか!

 

それとも枝野政権下でなら改憲ができるのか?

政権交代の可能性はあるのか?

9条の教条主義者たちは、誰の政権下でも改憲は許さない。

 

欺瞞的な反対運動を恐れず、「違憲状態の憲法」を正せ!

山尾志桜里はそれを狙っている!

山尾志桜里に国会で質問をさせろ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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