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小林よしのり
2018.1.4 03:12皇統問題

田原総一朗氏の「秋篠宮から愛子さま」は勘違い


田原総一朗氏が「愛子さまを天皇に」と言っていて、

それは大変すばらしいことなんだが、田原氏は勘違い

している。

「秋篠宮さまのあとは愛子さまが即位を」と言って

いるのだ。これはダメだ。

 

秋篠宮さまが「退位」あるいは「崩御」されるときは、

何年後なんだ?

20年後?あるいは30年後?

愛子さまはその頃はもう結婚されて、民間人になって

いる。遅すぎるのだ。

先に女性宮家を創設しておかねばならない。

 

さらに、新天皇から秋篠宮は傍系継承になり、その後、

愛子さまになると、また傍系継承になり、継承の順位が

メチャクチャになってしまう。

 

皇位の継承の基本は「直系」である。

新天皇(現皇太子)の次が愛子さまというのが正当な

直系継承なのだ!

 

さらに言うなら、祭祀の継承は直系、一子相伝である。

新天皇から秋篠宮には本来、祭祀の継承は行われない。

今後、祭祀の継承はどうなっていくのだろう?

 

秋篠宮殿下が、皇太子になることを、自ら拒否された

意味を考えなければならない。

政府は皇嗣殿下という名称にしたが、「皇太子不在」

今後、何十年も続くのだ。

この不自然さは皇室の永続にとって、非常に問題である。

 

「愛子皇太子殿下」の誕生こそが、安定した本当の皇室

の姿である!

ちなみに言っておくが、愛子さまは「男系」である。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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