あけましておめでとう。
昨日はコぺル君という本が売れてると聞いて読んでみた。
内省ばかりしている思春期の子にはこれも必要なのかと
思うが、フラストレーションがたまる本だった。
紅白を見ると、未来が不安だけどいつでも夢を持つのが
大切だとか、君が君のままでいいから自己肯定して生き
るんだとか、自分の内部にばかり向かって、外部に向か
わない応援ソングが多いなあと思った。
歌は世相を表しているのだろう。
漠然と未来は見えなくて不安だが、政治は最大限のことを
やってくれてるんだから文句を言う必要はなく、権力は
応援するもの、忖度するものというのが、最近の世相だ。
世相というより「権力を忖度する政治的システム」として
出来上がってしまっているのだが、格差社会が人間の活力
を奪っているから、外部である権力には向かわず、自分の
内部を励ます「挫けるな」という応援ソングばかりに
なってしまう。
わしは外部に目を塞いで、内面を励ます応援ソングで人々を
自己満足させたりはしない。
「ゴー宣道場」は「立憲主義」を旗印に、忖度システムに
戦いを挑むことになる。