朝日新聞に「平成と天皇」という記事が載っており、
西尾幹二がインタビューに応えている。
よくこんなつまらん意見を載せるもんだ。
陛下が平和主義なのが問題だと西尾氏は言うのだが、
それは当たり前のことで、明治以降の天皇もずっと
そうだったじゃないか。
平和主義の方が戦争主義よりは良いことだし、
平和主義が今の憲法を死守することでもない。
山尾志桜里が作り、立憲民主党が採用するだろう
「立憲的改憲案」は今の憲法よりももっと平和主義だ。
そして同時に自主独立に向かう憲法改正なので、
西尾氏だって賛成できるもののはずだ。
わしは陛下の「臣下」であり、安倍晋三と従米保守
こそが「朝敵」と思っているが、なにか?
陛下が政治的意見を主張されることはないが、ご自身
の進退に関する意見まで、政治的権能とするのは、
思いあがった安倍政権とエセ保守のロボット天皇論で
ある。
本来ならエリザベス女王くらいの政治的意見は述べて
も構わないのだ。
君主はその言葉で人々に影響を与えてもいい。
ただし、政治の決定に対する「拒否権」はない。
それが本来の「立憲君主」なのである。
日本国民が戦前と変わらぬ「権威主義的」な傾向がある
ことは問題で、そこはインテリが国民を啓蒙していかね
ばならない。
そのインテリが壊滅的なのは問題なのだが。