ネットニュース見てたら
新宿ホスト風ライターの古谷経衡が
討論番組で音喜多駿都議と「激突」なんて
記事があったので、何事かと思ったら、
番組の最後にはナアナアになってたようで、
ま、どーでもいいかと
思ってしまいました。
だがどーでもよくないのは、
古谷がSAPIO 11・12月号に書いた
女性蔑視記事『女政治家の通信簿』です。
たった3ページの記事に、
もう6回も批判ブログ書いていますが、
まだ書くべきことがあります。
古谷は、女性政治家の中で、
「私が唯一、これと思うのは
野田聖子だ」と言い、
その上で理由を列挙しています。
で、問題は野田氏を
支持していること自体ではなく、
古谷のこの一文です。
「私は性を超えて、
政治家・野田聖子を尊敬する」
私は山尾志桜里議員を尊敬していますが、
そのことを表明する際に、
「私は性を超えて、
政治家・山尾志桜里を尊敬する」
なんて書き方はしません。
というか、そもそもそんな表現、
思いつきもしません。
それは、男だろうと女だろうと
能力と信念があれば等しく
尊敬するのが当然という感覚に
なっているからです。
「性を超えて尊敬する」とは、
男が女を尊敬するなんてことは
通常ありえないという前提の上で、
あえてその分限を超えて、
女だけれども特別に尊敬すると
言っているわけです。
そして、「性を超えて、
政治家・野田聖子を尊敬する」
とは、「女性であることは不問にして、
政治家として野田聖子を尊敬する」
と言っているわけです。
「性を超えて」
このたった5文字に、
古谷自身が完全に男尊女卑の
感覚に染まりきっていることが
如実に表れているわけです。
細かいことと思うかもしれないけど、
こういう細部にこそ
人の本音って表れるから、
怖いのですよ、ツネヒラちゃん!
こんな人間が、
女性政治家の地位が向上しないのは
日本の男尊女卑社会のせいじゃない
とか言ったって、単に自分の責任逃れ
を言ってるだけとしか思えず、
何の説得力もありませんね。
(まだ続く)
(まだ続く)
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