今日の朝日新聞・朝刊に論説委員の国分高史の「安倍改憲、
隗より始めてみては」というコラムがあった。
これって本気で書いているのか、遊びで書いているのか、
全然分からない。真剣さがまるでない。
森友・加計問題も、解散権の強引な行使も確かに無茶苦茶だ
と同意するが、問題は憲法改正に対する国分氏の甘すぎる
認識だ。
最近、護憲派サヨクはすっかり公明党が反対してくれる
から大丈夫だと思い込んでいるが、それって確かな根拠が
あるのか?
「自衛隊明記」だけなら公明党だって、自民党と決別して
まで反対するとは思えない。
自民党が公明党の要望を受け入れるような加憲案を飲めば、
安倍改憲案は来年、発議できるだろう。
年内に自民党が改憲素案を出すなら、最短で4月発議、6月
国民投票だ。
安保法制や共謀罪の例を見れば、自民党は熟議を嫌がる。
読売・産経は安倍メディアだし、電通も加勢して安倍改憲を
後押しするだろう。
そして与党が数の力で押し切っても、国民投票で否決など
絶対にされない!
国民は自衛隊を「違憲」にする判断などできないからだ。
わしだって自衛隊を「国民総意の違憲集団」にはしたくない。
解散権行使を縛る憲法改正なんか、安倍政権がやるわけがない。
さすが朝日新聞、ノー天気というか、思考停止というか、
現実的にモノを全然考えていない。
こんな調子だから朝日新聞は安倍政権に負け続けるのだ。
言っておくが山尾志桜里氏がやっている「立憲主義を貫く
憲法改正」、「現実的平和主義を達成する改正案」で、議論に
持ち込み、発議を遅らせるしか方法はない。
「反対、反対」はもう対抗策にならない。必ず負ける。
憲法を国民的議論にするしか、もう手はないのだ!