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高森明勅
2017.10.16 22:30

小選挙区の「罠」

毎日新聞の特別世論調査(10月13日から15日に実施)。
以下のような調査結果。

安倍氏が首相を続けた方がよいー37%。
よいとは思わないー47%。
無回答ー16%。

安倍首相の続投を望まない国民が10%も多い。

ちなみに、産経新聞とFNNの合同世論調査(同14日・15日実施)
でも、
以下の通り。
安倍内閣を支持するー42、5%
前回よりマイナス7、8ポイント)。
支持しないー46、3%(
同プラス6、2ポイント)。
やはり支持しない国民の方が多い。

しかし改めて言う迄もないが、
そこに小選挙区の“罠”
が待っている。

シンプルに言って、毎日新聞の調査で
よいと思う」と回答した37%、
産経新聞とFNNの調査で「
支持する」と回答した
42、5%の人たちが皆、自民党に投票し、
「よいとは思わない」「支持しない」と
回答した人たちが、
野党にバラバラに投票したら、
どうなるか。

各野党の得票数が僅かでも自民党を下回れば、
トータルではいくら上回っていても、小選挙区では野党が全滅。

自民党の1人勝ちになる。

これが自民党の“勝利の方程式”。

安倍1強」の正体だ。

それを今回も繰り返す可能性が極めて高い。

漫画家の小林よしのり氏
が、立憲民主党の応援演説で
「今回の選挙は安倍政権が勝つ」
と自信満々(!)に叫んで、
ニュースにも取り上げられた(
私もその場にいたが)。

それは、残念ながら恐らく正しいだろう。

希望の党代表の小池都知事が、
自ら野党を「分断」
する方向に舵を切ったからだ。

民進党の前原代表も、情けなくそれに追従してしまった。

かくて、安倍政権を支持する国民よりも、
支持しない国民の方が多くても、
又もや選挙は安倍政権の圧勝という、
多くの人々が望まない結果に終わりそうだ。

だから、小林氏が同じ演説で
「小池と前原は腹を切れ!」と叫んだのは、
間違いなく正しい。

しかし、まだ選挙戦は終わっていない。

ここで諦める訳にはいかない。

そうした小選挙区の歪みを抱えながら、
選挙「後」に少しでも“
真っ当”な政治が行われるよう、
賢明かつ戦略的な投票を呼び掛けたい。

具体的には以下の通り。

比例区では立憲民主党。

小選挙区では(自民党の健全化の為にも)
僅かな例外を除き(船田元氏など)、
立憲民主党の候補者、
又は非自民で当選する可能性が
最も高い候補者に投票する。

それが、
少なくとも今回の選挙では、
最善の選択ではないか。

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権力と共謀して何がオモロイねん!

平成29年11月12日(日)午後2時 から
『大阪研修センター 江坂』 にて開催します。

「大阪研修センター 江坂」
(住所:大阪府吹田市江坂町1-13-41 SRビル江坂)は、
JR新大阪駅から地下鉄御堂筋線で4分、または地下鉄梅田駅より9分、
地下鉄御堂筋線『江坂駅』 から徒歩1分です。
「1番出口」から出て、そのまま北へ直進です。


「大阪研修センター 江坂」のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

1112日(日曜)「第3回・関西ゴー宣道場」を開催する。

お題は『権力と共謀して何がオモロイねん!』

ゲストとして「共謀罪」の国会招致で、わしの隣に座っておられた
京都大学の
高山佳奈子・刑法教授を迎える。

 

わしはこの日本の高信頼社会で、もうこれ以上、
権力を
強化する必要はないと直感している。

これは表現者としての直感で、「内心の自由を裁く」と

聞いただけで、不愉快になる。

不愉快にならない奴は表現者ではない。

表現者の発想は「自由」を母体として生まれる。

 

「テロ等準備罪」と法案の名前を変えただけで、
可決される
適当さ加減も気に入らない。

 

「中間報告」という強引な手段で通過させる「熟議無視」の

国会運営も気に入らない。

 

そもそも、あの金田法相の幼児のような答弁で、
重大な法案を
審議していてよかったのかという巨大な疑問が
いまだに
消えない。

 

頻繁にテロが起こっている国ならまだしも、
一回も起こって
いないテロに怯えて権力の肥大化を許す
日本人の脆弱さが
全然気に入らない。

 

済んだことだと忘れてしまうわけにはいかない。

一体、権力は何が望みなのか?

国民はなんでこんなに権力に従順なのか?

現在の国家権力の方向性と、国民の性向に重大な危険が

潜んでいるのではないか?そこを考えたい。

総選挙後の政局についても、当然、議論になるだろう。
『権力と共謀して何がオモロイねん!』

このテーマで、自由自在に議論しようと思う。

なにしろ大阪での開催やから、笑いは忘れたらあきまへん。

 

参加申し込みの締め切りは111日(水曜)だ。

今回は期間があまりないぞ。あと3週間やで!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

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お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

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reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年11/1(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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